大阪・泉大津市立誠風中学校の男女生徒2人が、修学旅行中のルールを破った罰として、別々のバス車内で約2時間にわたって待機させられ、熱中症の症状を訴えていたことが9日、分かった。市教育委員会は安全への配慮を怠ったとして、7月15日付で向井説行校長を厳重注意処分とした。
関係者によると、女子生徒は6月下旬、修学旅行で岐阜県を訪れた際、夜中に男子生徒に招かれ部屋を訪問。翌朝、見回りの教員に見つかった。罰として、招いた男子生徒と共に自由行動への参加を禁止され、約2時間の待機を命じられた。付き添いの教員とともに寺の境内で待機していたが、暑さを感じてバスの中に移動。車内の冷房は切られていた。
女子生徒の母親は9日、会見を開き、「ルール違反は悪いが、罰が重すぎる。熱中症のリスクに対する考えが甘く、世間の考えからずれている」と述べ、さらなる処分を求めた。
同校の教頭は「熱中症への懸念が甘すぎた。再度このようなことがないように徹底する」と述べた。
これにネット上は賛否両論だ。「罰を与えるという考えはやめるべき」「命の危険があるので配慮が足りない」などの声が上がる一方で、「一番悪いのはルールをやぶった生徒」「学校側が厳重注意を受けたら、もう何の指導もできなくなります」などと学校を擁護する声も上がる。
ある現役中学校教員は「うちの学校は、生徒の抜け出しがないように寝ずの番をしましたよ」と明かし、「体罰で死んでしまっては元も子もない。しかし、もともとルール破りの罰則を説明しているようですし、バスの外での待機も勧めているし、教員も付き添っていた。生徒が『このまま死ぬと思った』と言ってるのを親が真に受けるのは過保護だと思う。学校としてはできることはやっていると思う」と指摘する。
さらに、「今後、社会に出た時のことを考えると、ルールの必要性は生徒にも保護者にも伝える必要がある。子供以上に保護者にその概念がなく、学校にすべての責任を押し付けるのは…」と疑問を呈した。












