立憲民主党の西村智奈美幹事長(55)は22日の記者会見で、国民民主党の玉木雄一郎代表らが同日の衆院本会議で22年度予算案に賛成したことについて言及した。

 衆院事務局によると、少数政党を除く主要野党が当初予算案に賛成したのは、1994年度予算案の社会党と新党さきがけ以来だという。

 玉木氏は政府が提出した当初予算案に賛成した理由を「トリガー条項凍結解除によるガソリン値下げを岸田文雄首相が明言した」と語ったが、立民を始めとしたほかの野党からは「政権与党に入りたいのか」と批判の声が上がった。

 西村氏は「首相指名と内閣不信任決議案と本予算への採決は、野党として譲れない線です」と指摘。その上で「国民民主党の理念と政策の方向性の中に『政権を担う選択肢』という言葉があったと思うが、整合性や説明がつかない。総理のあの答弁(トリガー条項の凍結解除検討)で、賛成できるのか。お二人で電話でお話していたとしても議事録には残らないので心配しています」と疑問視した。

 立民と国民民主党の国会議員たちは以前、旧民主党で〝同じ釜の飯〟を食べた仲間だ。その後、分裂騒動で今に至るが、夏の参院選に向けては改選1人区で候補者調整を行うと見られている。

 西村氏は今後の国民民主との関係について「果たしてこれから野党としてともにやっていけるのか、よく真意を確かめなければなりません」と不安を口にした。

 両党の溝は深まるばかりか。