「もはや限界」豊洲市場が緊急事態宣言と大不漁で壊滅寸前

2021年04月27日 11時30分

ピンチの豊洲市場

 4都府県で緊急事態宣言が発令中。酒類やカラオケを提供する飲食店に休業要請し、酒類を提供しない飲食店には午後8時までの時短要請が出ているが、東京・銀座のクラブ街では大半の店が26日から28日の3日間、通常営業を続ける。

 大箱クラブチェーン責任者は「ゴールデンウイーク前の3日間は、年末に匹敵する稼ぎ時ですからね。ホステスたちの生活を守るためにも、罰金を覚悟で大半のクラブが通常営業。うちの店も前から予約が入っているので、26日から28日の3日間は通常営業です」と明かす。

 また、銀座7丁目のクラブオーナーは「クラブはお酒を提供する場所。クラブは時短を受け入れても酒を提供できなければ商売にならない、だからといって、GW前の3日間は稼ぎ時。ホステスたちも、その日のためにお客を呼んでくれた。通常営業してます」と話す。

 酒類を提供する飲食店では休業か、時短かの二択が迫られたが、休業を選択した飲食店は多い。

「酒類の提供はダメ、酒なしの時短の居酒屋や小料理屋にお客が来ると思いますか? 休業するしかありません。銀座だけでなく、東京の大半の飲食店は休業。豊洲市場も大打撃ですよ」と言うのは銀座の小料理店店主。

 全国の中央卸売市場で取引される水産物の約4分の1が集まる豊洲市場だが、コロナ禍とアジ、イカなどの不漁が重なって、仲卸業者は「もはや、限界」と悲鳴を上げていた。

 仲卸業者は「生きたタイやヒラメなどの高級魚を扱う仲卸は、高級料理店やすし店の時短や休業のあおりを受けて売り上げが激減。スーパーなどに大衆魚を卸している仲卸も、サンマ、アジ、イワシなどの不漁で取引が減った。倒産した仲卸業者もいる。3度目の緊急事態宣言は死の宣告にも等しいですよ」と語っている。

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