“ザル包囲網”をあざ笑う!? 福岡・天神に出没したサルの逃走劇

2020年12月04日 11時40分

(写真はイメージです)

 サルが出たぞ~! 九州最大の繁華街である福岡市中央区の天神で、白昼の大捕物が繰り広げられた。

 体長50センチほどのサルは、3日朝から福岡市東区などで多数の目撃情報が上がり、福岡都市高速1号線の高架上でも確認されていた。午前10時30分ごろには、ついに老若男女が食事やショッピングに訪れる福岡市中心部の天神に出没した。

 捕獲のため駆けつけた警察官や一報を聞きつけた見物人が集結して時騒然としたが、サルは信号機や電柱、さらには建設現場の周囲に張り巡らされたネットなどを縦横無尽に伝い、人間をあざ笑うかのように高速で移動。最終的には福岡市役所の地下駐車場に逃げ込んだ。

 ここでも大勢の人間に囲まれたサル。のぼり、カラーコーン、輪っかの付いた棒など、いったい何の役に立つのか理解不能な“装備”をした警察官や市役所職員らが取り囲んだが、追い込まれそうになるたびスルスルと逃げ回り、4日朝の時点ではいまだ捕獲には至っていない。

 福岡市では8月にも、市中心部にある大濠公園にイノシシが出没。この時も60人の警察官らが出動し、大捕物を繰り広げた過去がある。

 福岡猟友会の会員は、「天神でサルが出たなんて、今まで聞いたことがない。8月の“イノシシパニック”の時も、まさかこんなところにって思って驚いた。福岡市民の中には『中央区民と博多区民以外は福岡市民じゃない』と言う人がいるけど、もうそんなこと言ってられる身分じゃないね」と苦笑するばかりだ。

 とはいえ、九州最大の繁華街である天神に出没したサルを動物園感覚で侮ってはいけない。

「サルは病気も持っているし、かまれたりしたら危険。先月も福岡県内で5歳の子供がかまれてケガをしたばかり」(前出)というだけに、一刻も早く捕獲されて平穏が戻ることを祈るばかりだ。

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