ニューヨーク市5人に1人以上が陽性 コロナ感染者割合で日本は「6%」結果も

2020年04月24日 16時00分

ニューヨークで搬送される患者(ロイター)

 新型コロナウイルスの感染率について、2つの恐るべき数字が浮かび上がった。

 米ニューヨーク州のクオモ知事は23日の記者会見で、感染歴の有無を調べるため無作為抽出で行った抗体検査の結果、約14%が陽性だったことを明らかにした。州の感染者は公式発表の10倍の推定約270万人に上る可能性があるという。

 抗体検査は州内各地で19日から計約3000人を抽出して実施。全体の13・9%が陽性で、黒人やヒスパニック(中南米系)の割合はいずれも20%を超えたが、白人は約9%と低く「社会的格差」が浮き彫りとなった。感染者の死亡率は推定約0・5%だった。

 また、大都市ニューヨークでは人口の5人に1人以上の21・2%が陽性だった。ニューヨーク市幹部は23日の記者会見で、これまで確認された感染者は「氷山の一角」にすぎず、実際は100万人を超えている可能性があると指摘。感染により貧困が加速し、食料不足に直面する人が現状の倍の約200万人に達する恐れがあると述べた。

 州レベルで約7人に1人、市で5人に1人という恐ろしい感染割合。日本でも同じ日、慶大病院がホームページを通じて注目すべきパーセンテージを明らかにした。新型コロナ以外の治療で入院する患者にPCR検査を実施した結果、5・97%が自覚症状がないものの陽性だったというのだ。

 同病院は「院外・市中で感染したものと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性がある」としている。

 約6%といえば17人に1人。ニューヨーク州・市も東京の例も感染者が多いエリアでの数字だが、ちょっとした人の群れには本人も気づかぬ感染者が潜んでいる可能性がある。