〝中国帰化軍団〟の報道を巡って、中国と韓国のメディアの間で激しいバトルがぼっ発した。

 中国代表ではブラジルなどから帰化した外国出身選手が、広州FCの財政破綻などを受けて次々と母国に帰国。帰化軍団が崩壊危機にさらされている。

 そうした中、韓国メディア「OSEN」が「中国の百度ドットコムが『韓国メディアの無秩序な非難が続いている』と報道した」と帰化選手の報道に関して中国メディアから〝喧嘩を売られた〟と不快感を露わにした。

 百度の報道では「冷静に見れば笑いものにされているのは事実だが、不動産財閥である広州が選手たちとの約束を守れずにいる。帰化選手たちを元に良いサッカーを発展させようという施策はすでに失敗した」と冷静に伝えているが、韓国メディア側は過敏に反応。

 OSENは「中国サッカーは莫大な資金をもとに帰化選手を代表チームに送ったが、成果が出ていない。むしろ期待していたほどの競技力も出てこなかった。さらに中国選手たちの実力まで退化し、代表チームに影響を与えた」と中国代表の現状をこき下ろして猛反撃した。

 帰化選手の動向には両国で関心が高まっているようで、両国の威信をかけて激しい非難の応酬が展開されそうだ。