ロシア1部ロストフに移籍する日本代表MF橋本拳人(26)が19日にウェブ上で取材に応じ、2013、14年に期限付き移籍でプレーしてブレークのきっかけとなったJ3熊本への思いを語った。

 橋本は13年のシーズン途中に出場機会を求めて熊本へ期限付き移籍して活躍し、現在の礎となった。

「間違いなくプロでやっていけると自信を得たのはロアッソ熊本での期間。本当に行った初日からみんなに温かく受け入れてもらえた。本当にファン、サポーターと距離がすごく近いクラブだったのでたくさん話をさせてもらえたし、街全体がロアッソ熊本を応援しているので、近くの定食屋だったり、街にいる人に声をかけてもらってすごくパワーをもらっていた」と熊本の熱いサポートを懐かしそうに振り返る。

「初めて移籍して不安なこともあったけど、本当に助けてくれた人がたくさんいたので人間味の温かさをすごく感じた場所。今の自分の生き方にもすごく影響を受けた場所なので感謝している」と熊本での日々が自らの人生を左右したと実感しており、感謝の言葉を重ねた。

 そして「今でもたくさんの人が応援してくれているのは伝わっている。さらに活躍することで恩返しできると思う」と熊本のファン、サポーター、クラブ関係者などへ向けてメッセージ。記録的な豪雨被害で苦しむ熊本県民のためにも、欧州での活躍で勇気づけたいところだ。