新日本プロレス2日春日部大会「ワールドタッグリーグ」公式戦で、内藤哲也(39)、SANADA(33)組がIWGPタッグ王者のタイチ(41)、ザック・セイバーJr.(34)組に敗れ2連敗。首位から陥落した。

 ともに1敗同士で迎えた天王山。上半期にIWGPタッグベルトを巡り抗争を繰り広げ、手の内を知り尽くす両チームは互いに一歩も譲らない一進一退の攻防を展開した。

 残り時間3分となったところでリング上はSANADAとザックの一騎打ち状態に。エルボー合戦から逆さ押さえ込みの応酬、さらには丸め込みを繰り出し合うが、3カウントを奪うことはできない。

 残り時間が30秒を切るとSANADAは伝家の宝刀オコーナーブリッジで勝負に出る。ところがこれを返されてしまうと、リングに入ってきたタイチのハイキックを浴びて窮地に。そのまま合体技・天翔ザックドライバーを浴びて29分49秒、実に試合時間残り11秒のところで力尽きてしまった。

 開幕から5連勝で単独首位を快走していたが、前戦(11月30日、後楽園)に続く2連敗で急失速。首位の座をタイチ組に明け渡した。内藤は「悔しいな…。それにしてもタイチ、ザックセイバーJr.組は強い。強いし、何度やっても楽しい。感謝しかないよ。だからこそもう一度対戦したい。WTLの優勝決定戦(15日、両国)でもう一度彼らと対戦したいですね」と、優勝決定戦に勝ち進んでのリベンジを誓っていた。