女子プロレス「スターダム」の“蹴撃姫”こと美闘陽子(30)が19日、年内で現役を引退することを電撃発表した。

 この日の東京・後楽園ホール大会では、ワンダー・オブ・スターダム王座V3戦で紫雷イオ(27)の挑戦を受けた。得意の蹴りで追い込んだ美闘だったが、最後はイオのムーンサルトプレスに敗れて王座陥落。サプライズは試合後だった。

 バックステージで「今年も残り1か月ちょっとですが、12月24日の後楽園大会を持ちまして引退させていただきます」と表明したのだ。

 2011年1月の旗揚げメンバーの一人で、恵まれた体格とその美貌から「将来のエース候補」と期待され、愛川ゆず季(34=引退)とのタッグ「BY砲」では初代ゴッデス・オブ・スターダム王座を獲得するなど活躍した。

 だが頸椎ヘルニアのため12年8月から欠場し、同年10月に最初の引退が発表された。それでもリングへの思いが再燃し、昨年6月16日の後楽園大会で約4年ぶりに現役復帰。今年9月23日の大阪大会では岩谷麻優(24)を撃破し、ワンダー王座を初戴冠した。

 7度の引退をした邪道・大仁田厚(60)には及ばないものの、これが2度目の引退となる美闘は「復帰して1年半くらいやりましたが、美闘陽子を出し切ったかなと。悔しいけど、老いぼれていく姿を見せたくないし、乗りに乗っているうちに引退できたらと思った。引退後? 普通の女性に戻りたいと思います」。なお美闘の引退により、旗揚げメンバーは左ヒジの脱臼で欠場中の岩谷だけになる。