【プロレス大賞】MVP&ベストバウト2冠!オカダ「結婚」と「一流」覚悟の一年

2019年12月11日 19時00分

オカダは愛車フェラーリに腰掛けてポーズ

 今年で46回目を迎えた東京スポーツ新聞社制定「2019年度プロレス大賞」選考委員会が10日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社で行われ、最優秀選手賞(MVP)は新日本プロレスのオカダ・カズチカ(32)が4年ぶり4度目の受賞を果たした。また年間最高試合賞(ベストバウト)には、新日本プロレス10月14日両国国技館大会のⅠWGPヘビー級選手権、オカダVSSANADA(31)を選出。4年ぶり2冠達成のレインメーカーは、本紙に偽らざる胸中を語った。授賞式は来年1月16日に都内のホテルで行われる。

 MVP候補にはオカダ、飯伏幸太(37)、ジェイ・ホワイト(27)、ウィル・オスプレイ(26)、宮原健斗(30)の名前が挙がった。オカダは1回目の投票で22票中15票を集め、4年ぶりのMVP返り咲きを果たした。

 今年は4月に米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンでIWGPヘビー級王座を奪還し、その後も4度の防衛に成功。海外大会での実績やメディアを通じた発信力が特に高く評価された。

 4度目のMVPは6度のアントニオ猪木に次ぐ歴代2位タイ。「一昨年も一年中防衛しても取れなかったですし、去年V12を達成しても取れなかった。『どうやったら取ることができるのか』『これ以上がないことをやってきてしまったんじゃないか』と思ったんですけど」と苦笑交じりに“絶対的存在”ならではの苦悩を吐露した。

 さらにベストバウトの受賞は6年連続で通算7度目。天龍の持つ最多記録「9」にあと2に迫った。「あと2回(MVPと)ダブル受賞すれば、(猪木と天龍)どちらにも追いつくということで…。お先に“2冠達成”しましたので、次はベルトのほうを目指していきたい」と来年1月4、5日東京ドーム大会で行われるIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタルのダブル王座戦必勝を誓った。

 私生活では人生の大きな転機があった。4月に人気声優・三森すずこ(33)との結婚を公表。その存在が今年にかける思いを一層強めていた。

 オカダは本紙にこう明かす。「結婚して『オカダ駄目になったな』と言われたくないとは思っていたので。自分が活躍しないと、向こうに迷惑がかかるかもしれないじゃないですか。そういう意味ではいい結果が出せて本当、良かったと思いますね」

 常に意識するのは「一流」という言葉だ。見る側の憧れの存在であるべきとの考えから、愛車は華やかなフェラーリ。巡業中でもオフを見つけては、大相撲やラグビーといった他競技観戦に精力的に出かけ、外の世界から刺激をもらうようになった。業界を背負う者としての自覚は年を追うごとに増している。

 8月から来年の「東京ドーム超満員」の目標を公言したのも、自身の発言力や影響力を考慮してのもの。「早い時期から口に出すことで、団体の中で心を動かされた人もいると思いますし。チャンピオンが言っているならと思ってくれたかもしれない」。その言葉に責任を持ち、自ら先頭に立ってメディアに出続けた。「知らない人にもこの人面白いなと思ってもらわないといけない」との思いを胸に、プロレスをアピールし続けている。

 決して大言壮語ではない公約だからこそ、果たさなければならない。「超満員が4万3000人らしいので。2日とも4万3000人しっかり入れて勝って、来年は(東京)五輪があるので。五輪に負けないぐらいプロレスをたくさん盛り上げたいですね」。令和のプロレス大賞も、レインメーカーが席巻する。