【初耳講座】SDGsって何? まずは買ってみよう!

2021年05月30日 10時00分

【写真上】左から、コールマン「MFYR」のバッグ、ウテナ「HIRAKU」、「紙カミソリ」【写真下】「ボタニスト」の製品(左)、甘エビの頭を使った「海老」の定食

【知って納得!初耳講座】近ごろ頻繁に耳にする“SDGs”。知ったかぶりをしてみても、実はよくわかっていない…という人もいるのでは? そんなオトーサンのために“今さら聞けないSDGs講座”をお届け! 個人で手軽にできることは意外と身近にあふれているから、難しく考えずまずは始めてみるべし。

“SDGs(エスディージーズ)”とは2015年に国連が定めた“Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)”の略称で、30年までに達成を目指す17の目標で構成される。個人で始めやすいのは、(12)「つくる責任 つかう責任」(13)「気候変動に具体的な対策を」あたりで、エコバッグやマイボトルを使う、オーガニック商品を選ぶ、脱プラスチック、食品ロス削減など、すべてがSDGs達成の取り組みとなる。
 そうはいってもピンとこないかもしれないので、今春各企業から相次いで登場した具体的な商品を挙げながら説明しよう。

【脱プラスチック】SDGs達成に向け、使い捨てカミソリ国内シェアナンバーワンの貝印では、世界初の「紙カミソリ」(1100円=5色セット)を商品化した。ハンドルに紙、刃体に金属を使用したカミソリで、従来品と比較してプラスチックを98%削減。組み立て式だから持ち運びに便利で、耐水性に優れた紙を採用しているため、水やお湯に濡れてもOK。ハンドルの持ちやすさや切れ味にこだわっており、プラスチック製カミソリと遜色がない。

 17日には俳優・歌手の夏木マリ、モデルの冨永愛とのコラボレーションデザインも数量限定で発売された。一方、ビジョンメガネの新商品「ビジョンPC」(5000円)は、オシャレなパッケージがそのままメガネスタンドに変身するブルーライトカットメガネ。丈夫な紙製で、脱プラスチック、包装ゴミ削減など、環境に配慮したサステナブル設計だ。


【食品ロス削減】規格外で捨てられる青果を活用し、生産者や地球にやさしく、お得と評判なのが、青果日和の定期宅配サービス「青果まるごとスムージ」(5378円=10食セット)。見栄えが悪いだけで流通することのない野菜や果物も有効活用でき、フードロスの削減、農家支援にもなる。業務用野菜卸大手のフードサプライと、外食向け青果納入最大手のデリカフーズが手掛けているだけに、無添加・保存料不使用の野菜・果物のみで作られた5種のスムージは美味!

“もったいない魚たち”を活用したラーメンが早くも話題なのは、15日に開業した「炭火焼濃厚中華そば海富道(しーふーどう)」(東京・神田)。運営元のMUGENは、かねて規格外の魚を活用してきたが、コロナ禍による消費減退で在庫過多という新型フードロスに取り組むべく、頭から尻尾まで使った新ジャンルの中華そばを誕生させた。

 サバやシャケ、甘エビの頭などを炭火焼きし、特製のペースト状にしたものをアゴだしのベースと合わせ、スープと麺を存分に堪能できるようトッピングは別皿、ご飯付きの定食スタイル(1000円~)で提供する。

【エシカル消費】環境や社会、地域に配慮した“エシカル(倫理的な)”商品を選んで消費するのもSDGs達成につながる。

 モスバーガーではエシカル消費の一環として、地域活性化・地産地消を応援するべく、北海道から九州・沖縄までを全国8エリアに分けて、地域食材を使用した「まぜるシェイク」(310円~=Sサイズ)を販売するリレー企画を実施。20日から北海道産の赤肉メロンと、神奈川県産の湘南ゴールドを使った新商品を発売する。

 ウテナから17日に登場した新スキンケアブランド「HIRAKU」(シートマスク2200円など)は、日本一の生産量を誇る福井県産のナツメから抽出したエキスを配合。無農薬で安全な同県産ナツメの認知拡大やブランド化を通して、地域貢献に取り組む。

【バイオマス容器】温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする“カーボンニュートラル”を目指し、植物由来のバイオマスプラスチックの容器も増えてきた。

 4月にリニューアルしたアクティブオーガニックブランド「Be」は、タブレットタイプのサプリメント(5724円~)の容器とふたをバイオマスにし、ベジタブルインキを採用するなど、環境に配慮。加えて、スキン・ヘア・ボディーケアの全商品で、世界統一のオーガニック基準である“エコサート・コスモス”認証を取得している。

 累計販売数1億個を突破したボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト」は、大人気のシャンプー&トリートメント(各1540円)を初のフルリニューアル。すべての容器をバイオマスに切り替え、約30万種の植物から厳選した植物由来成分を配合するなど、よりサステナブルなブランドへと進化した。

【廃棄物再利用】コールマンは廃棄物に新しい命を吹き込むことをコンセプトにした新プロジェクト「MFYR」を立ち上げた。第一歩として廃棄されるテントから作製したバッグ7アイテムが発表され、トート(4500円~)など、一部を6月10日ごろに発売。すべての工程を国内で行い、デザイナーが工場で指示を出し縫製している一点ものだ。メインの生地だけでなく、持ち手やショルダーなどの部分も可能な限りテントのパーツからピックアップし、同じものは二つとない。

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