【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】今年の干支「ねずみ」に関連する駅は全国に4カ所

2020年01月07日 16時00分

JR宗谷本線の音威子府駅

 東スポ読者のみなさま、新年“鉄増して”おめでとうございます! 今年も乗り鉄の参考に、5分間のプチ旅行に、楽しい鉄道の世界をお届けできたらうれしいです。

 2020年ということで、鉄道ファンから届いた年賀状には関東の大手私鉄である東急の電車「2020系」の写真が載ったものが多く届きました。鉄道ファンは、年賀状も“鉄分”がいっぱいです(笑い)。

 駅名好きな私としては、干支である「ねずみ」に関連する駅が気になります。そんな駅が日本には4か所あるんです。

 まず1つ目、山形県にあるJR羽越本線の鼠ケ関(ねずみがせき)駅。日本海沿いにある無人駅なんですが、近くにマリーナがあることから駅舎はヨットの形をしています。このマリーナは日本海屈指の大きさで、過去には国体やヨット世界選手権も行われました。

 2つ目は茨城県の鹿島臨海鉄道にある常澄(つねずみ)駅。ひらがなにするとねずみが1匹隠れています。隠れミッキーのようで、見つけたときはキュンとしちゃいました。高架のホームからは、バーン!と青空と田んぼが広がる日本風景が見られます。

 3つ目は、「子」を「ね」と読む唯一の駅です。北海道にあるJR宗谷本線の音威子府(おといねっぷ)駅。ここは駅舎の中に立ち食いそば店があり、黒いそばを使用しています。珍しいので、鉄道界では誰もが知るおいしい駅となっています。

 そして最後は鳥取県・JR境線の起点である米子駅です。愛称が“ねずみ男駅”となっています。「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家の故水木しげるさんの出身地ということで「鬼太郎列車」という電車も走っている境線は、全ての駅に妖怪の愛称が付きます。

 米子駅0番ホームは「霊番ホーム」と呼ばれ、一反木綿が飛んでいたり、ねずみ男のモニュメントも! 怖さは全くなく、にぎやかでかわいい駅になっています。

 ここで木村ポイント! 最初にご紹介した鼠ケ関駅には、前回の子年だった08年、ねずみのイラストと「歴史深い県境のみなと駅」と書かれた駅スタンプが設置されていました。この近くには漁村の中に県境があり、民家の真横に境標が立っています。そのため数メートルのお隣さんなのに山形県民と新潟県民に分かれ、役所も学区も車のナンバーも違うというおもしろスポットにもなっているんです。それでは2020年も幸せに向かって出発進行~!

☆きむら・ゆうこ=1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。