格闘技イベントRIZINの榊原信行CEO(57)が「RIZIN・28」(6月13日、東京ドーム)開催へ強い覚悟を示した。

 東京ドーム大会は当初23日に行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受けて今回の日程となった。同宣言がいつまで続くか不透明な中、榊原CEOは4日に行われた朝倉未来(28)とクレベル・コイケ(31=ブラジル)の対戦発表会見で同大会の可能な観客数についても言及。「5000か1万なのか、それとも2万、2万5000なのか」とした上で「6月13日は無観客でもやる。やると決めて全ての準備を進めている」と改めて再延期や中止を否定した。

 東京ドーム大会の対戦カードについても「格闘界18年ぶりの東京ドーム大会。オールスターで臨みたい。年末大会にヒケを取らない豪華ラインアップを用意したい」と明言。この日発表された朝倉―クレベル戦のほかすでに4カードが発表されている中、計10~11カードにする意向。ただ緊急事態宣言がいつまで続くかによって外国人選手の入国可否が変わってくるため、現時点ではどこまで理想のカードを実現できるかは、コロナ禍の状況次第というわけだ。

 また豪華カードが揃えば、フジテレビでの地上波中継も実現させたい意向だ。現段階では可能かどうかは未定だが、コロナ禍で厳しい状況ではあるとはいえ、少しでも理想の開催へと近づけていく。