実業家のひろゆき氏が24日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)にリモート出演。自治体に相次いでいる〝誘拐予告メール〟について私見を述べた。

 この日、東京・墨田区など都内の自治体の公式HPに「6月24日に園児や小学生を誘拐する」といった内容のメールが相次いで寄せられていることが分かった。同様のメールは今年5月以降から全国各地の自治体に寄せられており、同番組の調べでは9つの都道府県の自治体が被害に遭っている。

 一方で、その対応は自治体によって分かれており、豊島区は模倣犯対策の観点から関係者・保護者らのみに通知。墨田区は広く情報を求めるため、HPでメールの概要、対応などを公開しているという。

 このニュースにひろゆき氏は「自治体もメディアもこういうの取り上げるべきじゃない。小学生とかでもいたずらでできちゃうじゃないですか」とズバリ。

「広く情報集めようと、一般にそれ投げたからといって『こいつが犯人だよ』って出ることはほぼない。なので、関係する児童や学校に粛々と伝えて、別に何事もないように社会を回しておくと、模倣犯が増えない。このせいでまた模倣犯多分増えちゃうんで、なのでちょっとやり方間違ってるじゃないかなと思います」と、この騒動を取り上げること自体に疑問を投げかけた。

 進行役の平石直之アナが「でもどうでしょう? 一件でも誘拐があったときに、『何で知らせてくれなかった』と(ならないか)」と食い下がったが、ひろゆき氏は「だから自治体とか生徒とかにはちゃんと伝えるべき。ただ、メディアとか一般の人が知る必要はないって話」と突っぱねた。