船上で東スポ餃子と東スポからあげを楽しむ「クルージング餃子フェス」が1日、東京湾上で開催された。天皇賞(春)の予想会も行われ、「東スポ競馬」アンバサダーの熊切あさ美(41)も登場。本紙が誇る競馬記者とともに予想した。あいにくの雨となったが、大盛り上がりで幕を閉じた。

 小雨が降り肌寒い天気だったが、船内は打って変わってホットだ。ニンニクマシマシの東スポ餃子、東スポからあげなどが食べ放題。おなかを膨らませたところでステージにはヒップホップユニット「サイプレス上野とロベルト吉野」が登場。7枚目のアルバム「Shuttle Loop」から数曲披露し、迫力あるステージで船内を盛り上げた。

 サイプレス上野は「今日のイベントはいろいろな人が出てきて、食べ物は東スポ餃子が食べ放題だったりワケが分からない。でも俺は東スポと同じハチャメチャなことが好きなやつだ。東スポとは今後も一緒にやっていきたい」とアピールした。

 演歌歌手の水城なつみは新曲「くれない渡り鳥」をしっとり歌い上げ、ボーカリストのabe gakkも熱のこもったパフォーマンス。マジシャンのMr.Colorが誰も見破れないマジックを披露し、ミス東スポ2022グランプリの渡辺ありさ、朝日奈ゆう、ミス・グランド・ジャパン2021東スポ賞の小倉早貴が船内を彩った。 

 クルージングフェスのメインイベントを飾ったのは、天皇賞(春)の予想会だ。高松宮記念から本紙で「熊切あさ美のクマ娘」を連載している熊切が、ECサイト「トウキョウスポーツONLINE SHOP」で販売している「東スポやけくそTシャツ」を着てステージに上がった。本紙の舘林勲記者、難波田忠雄記者、赤城真理子記者とともに、レース直前まで予想を繰り広げた。

 そして迎えたレース本番。船内に設置された大型テレビで、みんなでレースの行方を見守った。ゲートが開いた瞬間にシルヴァーソニックの川田騎手が落馬するアクシデントはあったが、1着⑯タイトルホルダー、2着⑱ディープボンドで決着した。熊切は連載開始以来、初めての的中となった。

「やっと当たったんで、めちゃくちゃうれしい!」と話すも、どこか表情は曇りがち。シルヴァーソニック、落馬した川田騎手が心配だったからだ。後に騎手、馬とも異常なしだったと聞くと「本当によかったです。安心しました」と胸をなで下ろした。

 大勢で一緒に競馬レースを見るというのは初めて。「皆さん競馬が始まった瞬間、一つになってすごい楽しかったです。状況が落ち着いたら、今度は競馬場に行くツアーみたいなのがあったら楽しめそうですね」と目を輝かせた。

 予想会が始まるまでは、東スポ餃子と東スポからあげを楽しんだ。「ずっと東スポ餃子は気になっていました。今日初めて食べて、ニンニク好きなので『これ、いけるんじゃないか』と私が出した商品ではないのですが思いました。からあげもニンニクがきいていて、めっちゃおいしかったです」と笑顔で振り返った。

 餃子にからあげ、ライブ、競馬予想会と、もはや何でもありのイベント――共通していたのは下船した人がみんな笑顔だったことだ。