元大阪府知事の橋下徹弁護士が「めざまし8」(フジテレビ系)で21日、18都道府県で実施されてきた新型コロナウイルス対策のまん延防止重点措置が21日に解除されることに言及した際、ウクライナ問題に結びつける場面があった。

 番組では、100万人当たりの新規感染者数が日本の約20倍の韓国では3回目のワクチン接種率が63%超になったこともあり、飲食店の規制緩和や入国時の隔離措置が免除されたことを紹介。

 橋下氏は「最終的には意識の問題になるかと思います。感染症の専門家のみなさんは感染症を抑えることに目標を置くのは当然なんですが、国民全体としては、どこまでのリスクを許容するかということ。韓国のみなさんは重症者数や死者数が出ることもある意味、受け入れよう、それよりも社会経済活動を正常化しようという意識になったんでしょうね」と分析した。

 そのうえで「死者を許容するというのは確かに倫理的には問題かもわかりませんけど、世の中にはいろいろなリスクがあるわけです」と前置きし、話題はウクライナに。

 橋下氏は「ウクライナ問題に結びつけるのは軽率かもしれないですけど、ウクライナとロシアの戦争の時には、ある一定の目標を達成するために一般市民の犠牲が拡大しているのに、ある意味、仕方がないというのは別かもしれないけど、そこは許容するしかないんじゃないかという考え方の下で戦闘行為が行われているわけですよ。僕は一般市民の犠牲が拡大することには反対ですけど、そこには一定の許容がある。だからコロナに関しても、日本人もどこまでリスクを許容するのか、冷たい言い方だけど、死者数や重症者数を許容するのかというところに議論を持って行かないと、いつまでたっても社会経済活動の正常化の方には向かわないと思う」と持論を展開した。

 これにMCの俳優の谷原章介は「病気と戦争の死者というのは僕はまったく別のものだと思っていて、例えばコロナがゼロになったとしても病気による死者はゼロにはならないんだという意味では橋下さんの意見はよくわかる。ただ、僕たち、どういうコンセンサスを取っていくのか、これから問われる時期に来ているんでしょうね」と応じていた。