テレビ東京の相内優香アナウンサー(35)が29日、朝の経済情報番組「ニュース モーニングサテライト」(月~金曜、午前5時45分)の新キャスターに就任した。

 初日とあって29日は緊張の表情も見られたが、最後までしっかりとキャスターの役目を務めた。終了後は自身のSNSで「モーサテをご覧いただいた皆さま、ありがとうございました! これから高速で成長していけるように頑張ります」「モーサテ初日の今日は、目まぐるしい一日となりました。今夜はぐっすり眠れるかな…」と充実感をにじませた。

 テレ東関係者は「モーサテのキャスターに起用されたということは、上層部から認められたという証し。今後、主力として大きな期待をかけられていることは間違いない」と指摘する。

 これまでの相内アナの〝女子アナ人生〟は順風満帆ではなく、むしろ波瀾万丈だった。学生時代から美女アナが揃う芸能プロ「セント・フォース」に所属し、テレ東入社後も同期の秋元玲奈アナ(現在は退社)と「A×A(ダブルエー)」というユニットを組み、当初はスポーツアナとして期待をかけられていた。

 ところが、2011年に〝二股スキャンダル〟が勃発。スポーツ番組のキャスターを降板させられ、局内では当時、「相内は終わり」とまでささやかれていた。

 そんなどん底の時期に起用されたのが、ジャーナリスト・池上彰氏(70)の番組のアシスタントだった。「当時の池上さんの番組プロデューサーが相内の大学の先輩で、『池上さんの下で一からやりなおせ!』とラストチャンスをもらったんです」(同)

 相内アナは池上氏に必死に食らいつき、海外取材などにも同行した。

「現在は忙しい中、時間を作ってMBA取得のために早大ビジネススクールに通うなど経済知識も深めている。そうした努力に周囲も温かい目で応援している」(同)

 そんな相内アナが朝の顔となれるか、注目だ。