ツイッターで7日のトレンドになったのが「高橋洋一」。経済学者で内閣官房参与の高橋洋一氏のNHK改革をめぐる発言が注目を集めた。

 きっかけとなったのが、7日に配信されたウエブ記事。高橋氏は先日「Eテレは売却すべき」と発言し、注目を集めたが、この記事ではさらに踏み込んだ改革案を示している。

 記事では「Eテレ売却」以外に地上波と重複した番組が多い「BS」は分割民営化をすべきだとし、「公共放送分と呼べる受信料はせいぜい月額200~300円」としている。

 現在、地上波のみの受信料は月額1275円(口座引き落としは同1225円)だが、これを4分の1程度にし、BSなど他のチャンネルは視聴者がニーズに合わせて契約すればいい、というわけだ。さらに英国の公共放送であるBBCが国際ニュースとドキュメンタリーの専門局を別会社にして商業放送化しているという点も指摘している。

 これにはユーザーから「300円は妥当」とする声も数多く寄せられたが、脳科学者の茂木健一郎氏(58)は「記事中でBBCと比較してうんちゃら言っていらっしゃいますがBBCの受信料はカラーで一年に£157.50(今日のレートで約2万2000円)。高橋先生の言われている額の約6倍ですね」と反論している。

 もっとも茂木氏の指摘に対しユーザーからは「BBCは地上波だけで7チャンネルあるので、金額だけで単純比較するのは、暴論だと思います」という鋭い指摘が入るなど白熱の論争が繰り広げられている。