タレント・鈴木紗理奈(48)の所属事務所は26日、テレビ朝日系「あのちゃんねる」(月曜深夜0時15分)で、タレント・あのが鈴木さんを「嫌い」と発言した騒動をめぐり、一連の経緯に対するコメントを発表した。
騒動の発端は、18日深夜放送回。あのが「嫌いな芸能人」として鈴木の名前を叫ぶ場面が放映された。これに対し、番組に不在のまま名指しされた鈴木はSNSで「普通にショックやし、共演してない時に言うとか意味わからん」「普通にいじめやん」と、番組とあのに疑問を呈した。番組側が謝罪声明を出し、あのさんが番組降板を宣言するなど波紋が広がっていた。
鈴木の所属事務所はこの日、「多くの皆さまにご心配をおかけし、お騒がせしていることをお詫び申し上げます」と謝罪。その上で、鈴木がSNSで発信した意図について、「特定の個人を非難することではなく、本人が不在のまま話題として扱われる演出や、その内容がそのまま放送されることに対する率直な思い」と説明した。
事務所によると、番組を制作・放送したテレ朝側からは、鈴木本人が同席する場で、編集や放送に至った経緯、今後の番組制作に関する丁寧な説明があったという。事務所側は「深い信頼を寄せている放送局。今後もより良い番組作りにご一緒させていただければ」と関係修復を示した。
また、あのが所属する事務所「トイズファクトリー」もこの日、「心よりお詫び申し上げます」と鈴木らに謝罪した。
騒動後、一部では、バラエティー番組の文脈として「お笑いに昇華すればよかったのではないか」との指摘もあった。しかし、鈴木の知人は胸中をこう代弁する。
「シングルマザーとして16歳の息子を持つ母親であり、若者に人気のあるタレントからの発言で、世間から根拠のない『嫌いな芸能人』というレッテルが独り歩きすることを、どうしても看過できなかったのだと思う」
鈴木はかつてバラドルとして一世を風靡したが、現在は情報番組のコメンテーターとしても活躍。自身のSNSでも子育ての悩みや社会問題について発信し、筋の通った発言で支持を集める。
作家の乙武洋匡氏も日、Xで「『誰々が嫌い』と告白させることを『お笑い』だと勘違いして、公共の電波で垂れ流すのはとんでもなく下劣。子どもたちが影響を受け、こうした風潮が流行らないことを切に願う」と警鐘を鳴らしていた。
今回の騒動はバラエティー番組における〝きわどい発言〟の境界線を問い直す形となった。












