10月に入ってテレビ番組は「秋の改編」がスタート。ただ、多くの視聴者は未だ〝半沢ロス〟に苛まれている。大阪スポーツ&九州スポーツ客員編集長・蝶野正洋(57)も、ドラマ「半沢直樹」(TBS系)にどっぷりハマった様子。今回は独自の視点で「半沢」を分析したうえで、〝問題発言〟でまたも世間を騒がせたあの議員を一刀両断した。


 オスッ、蝶野だ。半沢直樹」が終了したな。善悪があって、役者さんの演技も強弱があって、時代劇みたいで素晴らしいエンディングだよ。ドラマもパッと見てわかりやすいのがいい。

 それにしても、あの幹事長(柄本明)の演技すごいね。何が一番感動したかってあの人の演技。素晴らしいわ。でも、あの幹事長みたいな役に一番適任なのは(アントニオ)猪木さんだな。実際それに近い。老害でしかないからね。

 プロレス界に老害はいくらでもいるよ。猪木さん、坂口(征二)さん、天龍(源一郎)さん、長州(力)さん…。やっぱり、ここらへんにはかなわないよ。ナチュラルに老害だから演技しなくていい。あの辺に比べたら、俺はまだ演技が必要だから未熟だよ(笑い)。

 政治家の話題でいうと、自民党の杉田水脈衆院議員が性暴力被害者の支援事業を巡って「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言したことが物議をかもしている。この人はたぶんウソつきなんだろうな。

 ま、女性だけじゃなくて男もウソをつくヤツは永遠にウソついてるし、プロレスラーなんて九割九分ウソつきだよ。武藤(敬司)さんは若い選手が足四の字固めやったら「あれは俺の技を盗んでる」とかウソばっかり言ってる。昔からある技だし、盗んだのは武藤さんだろ。

 長州さんも自分の試合が近づいてくると突然、若いやつらを怒鳴り散らすんだ。メーンは俺たちがやってんだけど、自分の試合が終わったら早く帰りたいから、荒れてるフリして帰るんだよ。そんなことやってる連中ばかり。ま、大スポ、九スポと一緒だな(笑い)。それじゃ今日はここまで。ガーーッデムッ! アイアム・チョーノ!