福岡市を拠点に活動する人気アイドルグループ「HKT48」が、今月22日に15thシングル「ビーサンはなぜなくなるのか?」をリリースする。センターを支えるフロントメンバーを務めるのは、パフォーマンスに定評のある4期生の豊永阿紀(22)と地頭江音々(21)。 結成10周年を迎えた歴史を守りつつ、新たなHKT48を模索する2人に思いを聞いた。

 ――10周年イヤー最初のシングル。日韓ガールズグループ・IZ*ONEの活動を終え、昨年5月にHKT48に復帰した矢吹奈子さんがセンターを務める

 豊永 奈子ちゃんが帰ってきて、HKTとしては最初のシングル。センターが奈子ちゃんということで、多くの方に聴いていただけると思うので、楽しみです。

 地頭江 選抜の1列目(フロント)は3期と4期しかいない。10周年という節目に、私たちがもっと頑張っていかなきゃという決意を感じるシングルになったんじゃないかなと思います。

 ――新曲は「THE 夏のアイドルソング!」と言える疾走感あふれる爽快なサマーチューン

 地頭江 元祖・HKT感がすごくあるのかな。レコーディングされてる方も「すごくHKTらしい曲だね」と言ってくださって。でも、ミュージックビデオ(MV)は新しい感じです!

 豊永 近未来感がすごくて、衣装から近未来っぽい! MVはダンスシーンメインですけど、ストーリー仕立て。ゲームの世界で、奈子ちゃんがダンスを踊ってステージをクリアすると、どんどん仲間(メンバー)が増えていく。私たち2人が最初の仲間に入っていることに不思議な気持ちです。

 ――4期生のお2人はグループの顔となるフロントを任されました

 豊永 これまでのシングルでもフロントに立たせていただいたことがありますけど、今回は違う重みが自分にはあって。きっと先輩方はずっとその重みを感じてきたんだと思います。私たちで今のHKT48を見る方も多いと思うので、自分が選ばれた意味を見つけて、期待を裏切りたくないなっていう気持ちはすごくありますね。

 地頭江 私は(前作の)「君とどこかへ行きたい」(21年5月)などあと一歩フロントに立てない状況が続いていた。これまで頑張ったことが報われたかなという思いもあるけど、追いつかない部分もけっこうあって。自分がここにいていいのかな、自分に見合っているのかとか…。すごく考えちゃうんですけど、そんなことを考えてられない。今はグループとして頑張り時なので、私も頑張らなきゃいけないと思います。

 ――4月からスタートした約3年ぶりのライブツアーでは、2人がパフォーマンス面でけん引。昔から「HKT48のライブは楽しい!」と定評があった

 地頭江 それはまさに1期生さん、2期生さんが作り上げてきたもので、今回は先輩方が卒業してからのツアー。私は指原(莉乃)さんが教えてくださったライブへの姿勢とか薄れていると思われるのが一番悔しい。やっぱり「HKT48といえばライブが楽しい」は崩したくないなって。それは私たちが人一倍思ってることじゃないかなって気がする。私たちはもともとステージで輝いている推しを見るのが好きなオタクなので(笑い)。

 豊永 センターに(矢吹)奈子ちゃんがいて、(田中)美久ちゃんと(運上)弘菜がフロントにいて。その3人はアイドルとしての魅力がすごくある。全員が同じことをしてもあまり意味がないと思うし、私たちを同じフロントに置いてくださった意味を考えたとき、先輩と後輩との架け橋となりたいという思いを持ってる2人なのかな。

 ――HKT48の歴史をつなぐ役割をしたいと

 豊永 10周年を迎えて、HKT48の新章とも言われるけど、ありがたいことに先輩方もいる。まだまだ学んで吸収してグループとして変わらない部分も守っていくというか。私と音々をこの場所に置いてくださった意味が絶対にあると考えてますし、勝手に使命感にかられてます(笑い)。

 ――メンバー同士で目標を話す機会もあったそうですね

 豊永 ツアーのリハーサル最後の日かな。奈子ちゃんがみんなで話そうと言ってくれて。HKT48として具体的な目標をどこにするかって、大事だという話になったんです。メンバーそれぞれがちゃんと持っておくべきという話をしたりして。

 地頭江 あとは6期生も入ってくる中で、パフォーマンスやスタッフさんへの礼儀を含めて、改めて先輩としてあるべき姿をもう1回考え直そうとか。1期生のなつさん(松岡菜摘)や(本村)碧唯さん、下野(由貴)さんが先輩、後輩関係なく、いま思ってることを何でもいいから言ってという雰囲気を作ってくださっているので、ありがたいなと思います。

 ――目標は

 豊永 HKT48が初めて単独コンサートをした日本武道館という場所に、HKT48メンバー全員でまた立ちたいですね。それに卒業コンサートなど目玉がなくても、アリーナクラスでコンサートができるグループになりたい。自分がステージに立ってて楽しいし、その感覚を後輩も味わってほしいなって。

 最後に九州を代表するアイドルとしての思いを聞かせてください

 豊永 個人的にはアビスパ福岡さんのアンバサダーをさせていただいて。情報誌の表紙やにしぎん(西日本シティ銀行)さんの広告やCMに出させていただいたり、福岡出身の私としては、生まれ育った街で自分の顔を見るのはすごく不思議な感覚だし、うれしいです。福岡のいいところを全国に広めたいです!

 地頭江 私は宮崎出身ですけど、JR九州さんとコラボしたときに妹が毎日乗ってる電車に私が載ってる広告を見つけて、写真を送ってくれたりしました。宮崎は民放も2局しかないから、どっちかに出ると親戚や友達など誰かが絶対に見てるんです(笑い)。情報番組とか地元の宮崎でレギュラーのお仕事をいただけたらうれしいです!

 豊永 拠点の福岡から、どんどん広がって「九州のアイドルといえばHKT48だよね」と言われるぐらいになれれば。

 地頭江 それこそ今は長崎出身のメンバーはいないけど、ハウステンボスさんのアンバサダーをさせていただいて。大分でラジオを持ってる子がいたり、鹿児島でもずっと番組をさせていただいている。もっと九州のお仕事を増やしたいです。

 豊永 本当に頑張り時です!

☆とよなが・あき 1999年10月25日生まれ、福岡県出身。2016年7月、HKT48に4期生として加入。チームH所属。10th「キスは待つしかないのでしょうか?」で初選抜入り(選抜回数6回)。舞台「しゃーSHE 彼女2」(6月17~19日、福岡市美術館ミュージアムホール)に、地頭江音々、山下エミリーと出演する。

☆ぢとうえ・ねね 2000年9月27日生まれ、宮崎県出身。2016年7月、HKT48に4期生として加入。チームK4所属。9thシングル「バグっていいじゃん」で初選抜入り(選抜回数4回)。