西武・中村剛也内野手(38)が〝満塁神〟の本領を発揮した。

 15日、日本ハムとのオープン戦に「3番・三塁」でスタメン出場した中村。1点をリードして迎えた2回二死満塁の第2打席で、相手先発・根本のバックドアスライダーをとらえた打球は、右中間を真っ二つ。走者一掃の3点適時二塁打となり西武が4―0とリードを広げた。

 満塁ではプロ野球史上最多22本のグランドスラムをマークし2019年には32打数17安打(打率5割3分1厘)、4本塁打、49打点という驚異の数字を残した〝ミスター・フルベース〟。その中村は「打ったのはスライダーです。ベルーナドームでもランナー返せてよかったです」と定番コメントで調整の順調ぶりをうかがわせていた。