鷹の秀才左腕・大竹が〝鬼門〟ZOZOマリンで好投「みんな暑い暑いと言うけど…」

2020年08月19日 22時36分

ZOZOマリンで好投した大竹

 ソフトバンク・大竹耕太郎投手が19日のロッテ戦(ZOZOマリン)で5回2失点と粘りの投球を見せ、先発として最低限の役割を果たした。昨季、チームが2勝10敗と大きく負け越し「鬼門」と化したZOZOマリン。だが、大竹はプロ通算3試合で防御率1・13という吉兆データを誇っていた。「相性は大事」と語る工藤監督も「そういうデータをプラスに捉えてマウンドに上がってほしい」と期待を寄せて送り出した。

 今季2試合目の一軍戦登板は6回途中、1失点投球で勝利投手になった13日のオリックス戦(ペイペイ)から中5日。それでも大竹はポジティブな気持ちだった。前回の球数が77球だったこともあり、コンディション面の不安もなし。チームを取り巻く負のデータについても、熊本・済々黌高出身の秀才左腕は当然のごとく自身のデータをインプットしているため、登板前には「嫌なイメージはない」と言い切っていた。

 真夏のマリン、ナイターゲームでも気温30度前後とまとわりつく暑さはペイペイドームを本拠地とする鷹戦士にとっては難敵。それにも「(周りは)みんな暑い暑いと言うけど、僕からしたら全然。(昇格待ちだった二軍の)筑後のナイターに比べたら…」とニヒルな笑みさえ浮かべて、ネガティブな要素を完全排除していた。

 だが、この日、勝ち星はつかめなかった。初回と2回の失点は、いずれも先頭に四球を与えてのもの。初回に今宮の6号ソロなどで2点の援護を受けながらリードを守れなかった。「四球を出してから、気持ちの整理ができないまま投げてしまった」。冷静で強気な投球が真骨頂だが、リカバリーできなかった。それでもローテーションが盤石とは言えないチーム状況の中、2試合連続で試合を作ったことは前向きに捉えられる。

 試合は2―2のまま終盤戦へ。リリーフ陣は踏ん張ったが、打線に決定打が出ず、延長10回引き分けに終わった。