英国ロンドンで開催中のテニスのウィンブルドン選手権は、「選手が着用できる服は白のみ」というルールがあることでおなじみだ。そのルールが厳格化され、ブラなしの女子選手が増えているという。

 大会側は開幕した先週初め、服装の色に関する規定の厳格化を発表。対象は服や靴のみならず、色つきの肩ひもやブラなどにも及ぶ。下着については昨年制定されたガイドラインで、すでに白とするよう定められていた。

「ルールの厳格化により、選手がブラなしの強行出場を余儀なくされている」と語ったのは、1987年に男子シングルスを制したパット・キャッシュ氏(49)。実際、英国のナオミ・ブローディ(24)を含む多くの女子選手がブラなしでプレーする姿が見受けられる。

 キャッシュ氏はBBCラジオ番組で「女子選手の数人は『色がついているから』という理由で、ブラや上着を着替えてくるよう命じられている。ある選手は適切なスポーツブラを持ち合わせていなかったため、ブラなしで出場を強いられた。まったくばかげた話だ」と述べた。

 しかし、女子トップ選手のビーナス・ウィリアムズ(34)は賛成派だ。「いい変化だと思うわ。みんな白色の服を着て輝いているもの。毎回同じことばかりじゃ、つまらない。この2週間だけはこれでいいと思う」

 ウィンブルドンのシングルスで優勝5回のビーナスは6月27日にチェコのぺトラ・クビトバ(24)に敗れ、早々と3回戦で消えた。妹で世界ランキング1位のセリーナ(32)も同28日、アリーゼ・コルネ(24=フランス)に敗れ、優勝への道を断たれた。