32年間続いたフジテレビ系「笑っていいとも!」の後番組「バイキング」の苦戦が止まらない。番組スタート早々から視聴率低迷が著しく、浮上のキッカケすら見えない。テコ入れが急務となっている中、まさかまさかのウルトラCプランが急浮上している。大御所司会者・みのもんた(69)の番組MC起用だ。もはや“死に体”の「バイキング」を立て直す救世主として、みのが奇跡の大復活を遂げることになりそうだ。

 フジの栄華を長年支えてきた「笑っていいとも!」の後番組として今月から始まった「バイキング」が低迷している。初回放送は6・3%だったが「つまらない」「劣化版ヒルナンデス!」などと厳しい声が相次ぎ、先週は最低タイの2・7%を3度も記録。22日火曜日には2・4%にまで落ち、最低記録を更新する体たらくだ(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

 まさかの大惨劇に、フジ内も大慌てだという。それもそのはず。「いいとも!」打ち切り→「バイキング」開始の番組編成が亀山千広社長(57)直轄案件だからだ。25日に定例会見を行った亀山社長は「バイキング」の視聴率について「一喜一憂しないようにしている」と話したが、そうもいかないのが実情だ。

 フジ関係者は「超低空飛行ぶりに、番組スポンサーもかなりお怒りのようです。早ければ1クールの6月、もしくは2クールの9月いっぱいで終了という話も浮上してます。でも、そんな事態になれば亀山社長の責任が問われかねない」。

 だからこそ、そう簡単にあっさりと「バイキング」終了とはいかないのだ。とは言っても、このまま何も手を打たなければ、傷口は広がるばかり。他の民放関係者も「今好調の日本テレビの『ヒルナンデス!』も、最初の方は視聴率が全く取れずに、いつ打ち切りになってもおかしくなかった。それでも内容を修正するなどして踏ん張り、今があります。『バイキング』もそのうち上がるかもしれませんが…今のままでは浮上のキッカケはないでしょう」と断言した。

 もちろんフジも日夜、挽回策を練っている。そこで出てきたのが、なんとみのの緊急登板というのだから驚くしかない。

「タモリと親交が深いSMAPの中居正広を番組MCに起用したいところですが、今月からテレビ朝日の『徹子の部屋』の放送時間が『バイキング』の真裏に移動。黒柳徹子と縁が深いジャニーズ事務所としては、中居と真正面から激突させるわけにはいかないので『バイキング』からのオファーに首を縦に振るわけにはいかない。そこで白羽の矢が立ったのがみのです。すでに会議でも名前が挙がっているそうです。秋の番組改編期に、みのを毎日総合MCに起用するという案が一部上層部の間で真剣に検討されているらしい」と別のフジテレビ関係者。

 みのは昨年起きた次男の窃盗事件で大バッシングを浴び、ライフワークとしていたTBS系「朝ズバッ!」などを降板。“世界一忙しい司会者”から一転、奈落の底へ突き落とされた。しかも本紙既報通り、過去にタモリと美女を巡ってバトルを展開したことを自らしゃべってしまい、ひんしゅくを買うなど、踏んだり蹴ったりなのが現状だ。そんなみのをテレビ局が本気で起用するのだろうか?

 某民放局幹部の証言。「よくよく考えれば、別にみのが悪いことをしたわけではなく、ほとぼりが冷めつつある今ならスポンサーとの折り合いもつくかもしれません。それに『バイキング』は報道番組でもない。何よりみのは、日テレの『おもいッきりイイ!!テレビ』の司会を、前身番組『午後は○○おもいッきりテレビ』から引き継ぎ、大成功させた実績がある。救世主にふさわしい人材です」

「おもいッきり――」を人気番組に育て上げたように「バイキング」も…というわけだ。みの本人もとにかく番組に出演したい気持ちが強く、「低迷する『バイキング』の立て直しという大役なら、喜んで受けますよ」と前出幹部は語る。

 昨年はどん底まで落ちたみの。二度と浮上することはないと思われていたが、いやいやそんなことはない。「バイキング」をV字回復させれば、再びいい意味で脚光を浴びることは可能だ。