福島県・いわき平競輪場で開催中のナイターGⅠ「第64回オールスター競輪」は13日、4日目を開催。二次予選8Rでは中川誠一郎(42=熊本)が会心のカマシを放って久々に存在感を示した。

 伝家の宝刀が佳境の二次予選でさく裂した。清水裕友(26=山口)や山口拳矢(25=岐阜)が人気を集める中で〝伏兵〟の扱いを受けていたGⅠ3勝男が、渾身のカマシで別線を圧倒。「(6番車=緑に引っ掛けて)高級メロンになりましたね(笑い)」と最高の笑顔が弾けた。

 最大の勝因は中川―中本匠栄(34=熊本)の順で並んだことだろう。中本はメンバー発表時に「自分が前でやる気持ちもあった」ようだが、中川は「俺が前でやるよ」と説得した。「メンバーを見て、スピードレースになりそうな気がした。それなら自分が前の方が分がいいと思ったし、前でやると言った以上は形を作らないとだから気持ちも入った。久々にこんな所(GⅠの二次予選)を走ってピリつきましたね(笑い)。匠栄と上がれてよかったです」と相好を崩した。

 今回は〝心友〟の脇本雄太(32=福井)が参加しており「久々に会えたので、ゲームの話とかちょくちょくしています(笑い)」とリラックスできているのも〝気持ちひとつ〟の中川にはプラス材料となっているようだ。気持ちが乗っているセイちゃんほど不気味なものはない! 準決でも〝もう一丁〟があるかもしれない。