函館競輪場で開催されているGⅡ「サマーナイトフェスティバル」は17日、2日目を終えた。準決7Rでは清水裕友(26=山口)の仕掛けに乗った阿竹智史(39=徳島)が1着。清水が2着、3着に小倉竜二(45=徳島)が入り、ラインの3人で決勝切符を手にした。

 阿竹の師匠は小倉で、偉大過ぎる存在。その背中を追いかけてきて、ついに一緒にビッグレースの決勝を走ることになった。「素直にうれしいです。夢やったんで…」。武骨きわまる男が、感情をむき出しにした。

 阿竹自身も度重なる大ケガに見舞われてきたが、師匠・小倉のどんなケガにも屈さない姿を見てきた。ゆえに骨が折れても「弱気なこと、言えんでしょ(笑い)」と、痛みにこらえて戦い続けてきた。そんな戦いにひとつの結果がついてきた形だ。

 実は準決7Rは「頭が痛かった」という。「師匠の前で自力で駆ける時はええけど、番手、3番手というのはまた違う。しかも前が赤パン(清水)でしょ。どうやればいいか、ずっと考えながらでした」。清水と小倉の間の位置の重さは想像を超えるものがあった。だが、3人が完璧に連動してみんなで決勝の切符をつかんだのだ。

 弟子で119期の犬伏湧也(25=徳島)が旋風を巻き起こす今、師匠と大師匠の勢いも増すばかり。決勝は中四国結束、北の大地は阿波踊りでお祭り騒ぎとなるだろう。