久留米競輪のGⅢ「開設72周年記念」(第27回中野カップレース)は26日に4日間決戦の幕を開ける。4月武雄記念優出から、本来のリズムを取り戻している佐藤慎太郎(44=福島)が好調参戦。昨年11月の四日市記念以来の優勝をもぎ取るか注目だ。

 今年2、3月に結果が出せず苦しんでいた佐藤だが、4月武雄記念優出を皮切りにコンスタントに成績をまとめている。5月京王閣GⅠ「日本選手権競輪」、直前の岸和田GⅠ「高松宮記念杯競輪」で優出とSS班としての責任をしっかり果たしている。

 賞金争いでも4位を確保し、3年連続通算7度目のグランプリ出場も視野に入ってきているが、本人は「グランプリ? いやいや、まったく見えてこないよ。宿口(陽一、37=埼玉)が枠をひとつ減らしてしまったからね。夏以降はナショナルチーム組が合流してくる。平原(康多、39=埼玉)だって(GⅠを)獲る可能性があるからね」と慢心はない。

 春先のスランプは「若いころは練習でカバーできたけどね。年々、周囲の自力型のレベルが高くなって、ナチュラルで戦うのは厳しいとは思っていた。もっと強くなるために、いろいろとセッティングを試したせいで。原因がわからなかったわけじゃない」と、語る。

 セッティングを戻してからはシャープな差し脚を発揮している。「遠回りになってしまったけどね。でも、やってみないとわからないこともあるからね」と、振り返る。

 その佐藤、今一番欲しいのは結果であることは間違いない。後半のグランプリ争いでその存在を誇示するためにも、ここ久留米は久々の優勝を目指して気合の走りをみせてくれるはずだ。