約2年ぶりの本場開催が行われている岸和田競輪S級シリーズ「チャリオンTVミクチャ杯」(FⅠ)は1日に2日目を開催する。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止策を徹底して2日目から有観客で行い、車券発売を再開する。

 12Rは準決勝一番の激戦区。久留米トリオは津村洸次郎(30=福岡)に田中誠(37=福岡)―坂本亮馬(36=福岡)と結束した。メンバーが出るなり田中は津村に「お前、番組に嫌われてるよなあ…。最近、優勝ばっかりして稼いでいるしもういいだろう。行ってくれ」と軽めのジャブを見舞った。

「いやいやいや、頑張りますけど…」と尻込みする津村に「お前はアドバイス通り走らないなあ。初日は本線なんだから突っ張って逃げるぐらいしないと上じゃ勝てないぞ」とバッサリ。たしかに初日の津村は支線を動かし緩めのエコ駆けだった。核心を突かれた津村は思わず「じ、準決はしっかり駆けます!」と力強く宣言!?「誠さんと走るといつも迷惑かけてばっかり。どっかではカマしきれずに落車して巻き添えにしてしまったし…」と身をすくめて話すと「お前、どっかってなんや。もう忘れたか。2年前の川崎記念1Rだろうが」と間髪入れず田中からダメ出しが入った。これもすべて、弟のようにかわいがる津村への愛のムチ。

 そんな両者のまったく心の温まらないやりとりをニヤけながら見守った坂本は「オレはしっかり3番手にいます」と、冷静にまとめた。