日本サッカー協会は4日、国際親善試合ブラジル戦(14日、シンガポール)などに臨む日本代表メンバーを発表し、FW福田師王(カールスルーエ)が初招集となった。今回の活動は、アジアカップが来年1月から同12月の開幕に延期となり、森保一監督のラストさい配となる可能性もある。日本屈指の名将の花道が不透明な状況の中、今後の進路は果たしてどうなるのか。盟友の元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)が大胆予測だ。
3日にアジアサッカー連盟(AFC)は現地情勢を考慮してアジアカップ延期を発表。4日に千葉市内で行われたメンバー発表会見で森保監督は「私自身としては、あればベスト、なくなればそれはそれで目の前のことにベストを尽くして、未来につなげていくという考えでやってきた」と冷静に受け止めたが、来年1月開幕の同大会後に退任する予定だった指揮官の処遇は不透明だ。
来年3月からは大岩剛氏が、2028年ロサンゼルス五輪を目指すチームと兼任で指揮を執ることが決まっていたが、現時点では延期されるアジアカップとロサンゼルス五輪予選を兼ねるU―23アジアカップの日程が丸かぶり。大岩監督が両大会の指揮を執るのは不可能だ。どちらも超重要な大会だけに、コーチの代行指揮は重荷となる。森保監督の急転続投が浮上してもおかしくはないが…。
協会の山本昌邦技術委員長は会見で「契約内容は申し上げられない」と語ったが、武田氏は「個人的な考えだけど、アジアカップ延期でも11月の活動でひと区切りつけた方がいい。本来なら北中米W杯までというところを協会の都合で半年延長したわけだし、オファーがあってもこれ以上はやらないんじゃないかな」と指摘。日程が重複する大会の指揮については「(大岩ジャパンの)コーチがやると思う」との見解を示した。
気になるのは森保監督の今後だ。「監督として海外へチャレンジしてほしい。監督に会ったときには『海外でやった方がいい』と言っている。これまでの実績もあるし、欧州をはじめ、中東やアジアからも(オファーが)あるだろうしね。事務所と契約したのも、そういう考えがあるからだと思うよ」と強調。実際、森保監督も海外での指揮に意欲を見せたことがある。
武田氏は森保監督の将来について、さらに大きな期待を寄せる。「ゆくゆくは、サッカー協会の会長をやってもらえれば。協会も同じことを考えているかもしれない。人柄が素晴らしいし、嫌いになる人はいないと思うくらい。ファンやスポンサーに受け入れられる会長になってくれるはずだよ」と猛プッシュ。日本代表監督退任後は、さまざまな選択肢がありそうだ。












