日本サッカー協会(JFA)は30日、都内で技術委員会を開催。山本昌邦技術委員長が終了後の取材に応じ、緊迫するサウジ情勢に伴うアジア杯開催問題について言及した。

 2027年1月に開幕予定のアジアカップ開催国・サウジアラビアを巡っては、空港への弾道ミサイル攻撃など治安悪化が表面化。これによって、大会の延期や会場変更の可能性が浮上しており、11月のアジア・サッカー連盟(AFC)理事会で正式に協議される見通しとなっている。

 山本技術委員長は「我々としてはチームを預かるので、現時点では開催されるという前提でしっかりと準備をしていくことが大事かなと思っている」とコメント。その上で「12月に入ってくると、さまざまな選手のコンディションとか、視察であったりとか、練習ピッチとかのこともあるので、そのくらい前には決まってほしい」と早期の結論を求めた。なお、外務省が首都リヤドを含む州への渡航レベルを引き上げたことを受け、JFAは新たな現地視察を一時見合わせているという。

 さらに、延期となった場合の指揮官の処遇にも触れた。「アジアカップが実施されるということで準備をしているので、(開催が延期された場合の対応は)何も決まっていないというのが現状」と明かし、仮に森保一監督へ任期延長を要請する際には「契約を新たに変えるということになるので、理事会案件になる」との見解を示した。