イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが選手の移籍に関する運営面で3億3400万ポンド(約701億4000万円)の損失を出していたと、英紙「デーリー・メール」が報じた。

 同紙によると、CIESフットボール・オブザーバトリーの統計専門家たちは世界中の数百ものクラブの経営状況を詳細に分析したという。「この調査結果はマンUにとって厳しい内容となっている。マンUは2022年以降3億3400万ポンドの損失を出し、欧州のチームの中で最下位にランクされている」とし「総合順位でレッドデビルズより下位にいるのは、多額の資金を投じるサウジアラビア1部アルヒラルだけだ」と伝えた。

 今回、CIESがまとめたデータは21年以降、追加条項を含めて移籍金に4200万ポンド(約88億2000万円)以上を費やした世界の全チームをランキング付けしたという。その上で選手の獲得と放出(ともにレンタルは除く)の差額について「マンUの場合、選手売却で約1億5600万ポンド(約327億6000万円)の損失」と指摘した。

 マンUは22年にオランダ1部アヤックスからFWアントニーを8500万ポンド(約187億5000万円)で獲得するもスペイン1部ベティスにわずか2170万ポンド(約45億5000万円)で売却。ドイツ1部ドルトムントから7300万ポンド(約153億3000万円)で加入したFWジェイドン・サンチョは移籍金を回収できないなど〝失敗〟が多く、大損しているというわけだ。

 同紙は「マンUは欧州で最悪の移籍運営をしていることが明らかになった」とし「経営上の悪夢、ロッカールームの混乱、そして役員会とオーナーに対する前例のないファンの怒りに直面している。この苦境に立たされたクラブは過去5年間でヨーロッパ最悪の移籍業者というレッテルを貼られてしまった」と非難していた。