タレントのなかやまきんに君(48)が元マネジャーの詐欺事件で、監督責任を理由に自身も損害賠償請求で提訴されたことが明らかになり、波紋を広げている。詐欺事件で被害を訴える実業家は取材に対し、きんに君側の対応は不誠実だと話した。
きんに君の元マネジャーの飯尾雄一氏は昨年、きんに君が代表を務める個人事務所333(ササミ、以下333社)から800万円を搾取した疑いで逮捕され、今年3月に他の詐欺事案と併せて実刑判決を受けた。きんに君はこの事件で、元マネジャーに裏切られた被害者としてSNSで同情の声が広がった。
だが、今年9月30日、10月13日のデイリー新潮によると、きんに君はこの詐欺事件で、タレントのケイン・コスギのマネジメントを担当するA氏らから損害賠償を求められて提訴された。A氏は飯尾氏から資金の貸し付けを頼まれて実際に貸し付けたが、飯尾氏が失踪。A氏はきんに君に飯尾氏の監督責任があるとし、きんに君と飯尾氏、333社を被告として相手取り、計1億6200万円もの巨額請求を突きつけたのだ。
A氏の事案とは別に実業家のB氏も同様に飯尾氏からカネをだまし取られとし、きんに君の監督責任を問うている。B氏は取材に対し、眉をひそめてこう話す。
「飯尾氏の詐欺事件でタレントのなかやまきんに君としては確かに被害者ですが、333社の代表としては別の話。スタッフ(飯尾氏)が事件を起こした会社の代表として、果たすべき責務を尽くしていないと感じます」
B氏は飯尾氏からこう言われた。
「(自分は)きんに君からもカネを借りている」「それを返す見込みはできていて、立ち上げの資金だけ足りない」
B氏は飯尾氏からプロテイン販売やアパレル事業の資金にすると説明され、約300万円を貸し付けたが、当人が失踪。詐欺事件が明るみに出た後、きんに君、333社の対応は満足のいくものではなかった。
「333社はどこか他人事。こちらから連絡しないとなんの報告もしてきません。飯尾氏の逮捕時には私から連絡しました。きんに君とも、飯尾氏の失踪当初に一瞬電話しただけ。333社は飯尾氏の失踪後、〝弁護士に相談するから〟との理由で被害状況を確認してきたので報告しました。だから被害状況を知らないわけがないのに、補償や対面での謝罪が一切ないのです」
333社に取材を申し込み、きんに君がB氏に直接の謝罪を行っていないことについての見解、B氏が取材で答えた主張をどう受け止めるかなどを質問したところ、「本件については民事訴訟が係属中であり、裁判所による事実認定に関する審理が進められているところです。従いまして、個別の回答は差し控えさせていただきます」とした。












