10月26日放送のトーク番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)への出演をきっかけに、交際相手が8人いることを公表して話題となったバンドマン・皇。その独特な恋愛観に注目が集まる中、皇とライブで共演した経験を持つミュージシャンのKENZIが、この件について率直な思いを語った。

 KENZIは、皇が自身の主催イベント「エセロック撲滅GIG」に出演していたことを明かし、「一緒にライブもしてスターカフェで一緒に飲みました」と当時を振り返った。

 皇は自身のSNSで、現在8人の彼女がいることを公表。複数の交際相手がいることを事前に伝えていると説明し、自身の恋愛観を包み隠さず発信している。

 このスタイルについて、KENZIは「好きにしたらいい」と、本人の自由を尊重する姿勢を示した。一方で、気になるのはファンへの影響だという。

「が、ここが大切! ほかのお客さまのことはどう思っているのか? ファンは気分悪くならないのかな?」

 バンドマンにとって、恋愛や私生活をどこまで公にするかは難しい問題でもある。KENZIは、デート中に取材を受けた場合を例に挙げ、「普通なら拒否します。バンドは夢を売ってるし、女性のことなんで」と、自身の考えを語った。

 かつては恋愛事情を表立って語ることが難しく、発覚すれば大きな問題になった時代もあったという。しかし現在は、整形や心の不調を含め、以前なら人目を避けていた事柄を自ら公表するケースも珍しくない。

 KENZIは「時代は変わりましたね」と、SNS時代ならではの価値観の変化を指摘した。

 皇の恋愛観についても、「好みもその人の自由。ましてロックをしてる人ならもっと自由、気ままでいいと。ただ問題が起きた時にしっかり解決できるか。女性問題はだいたい逃げるからね。皇はそんな人間じゃないと感じましたが」と述べた。

 複数交際そのものよりも、問題が起きた際に責任を持って向き合えるかどうか。KENZIが重視するのは、そこにあるようだ。

 では、バンドマンは何で勝負すべきなのか。

 KENZIは「バンドなら、いい曲、いいライブで勝負。心にささる、鳥肌が立つライブ」と、音楽そのものの力を強調する。話題性も大切だと認めながら、「結局、そこで終わる人もいっぱい見てきた」と、キャラクター先行で注目を集めることの難しさにも触れた。

 自身も過去にテレビ番組のドキュメントに出演し、派手な髪形でのアルバイトや、ツアー資金のためにネックレスを売っていたエピソードが全国に広まったという。注目を集めるきっかけは何であっても構わない。しかし、その先に何を残せるかが重要なのだろう。

 KENZIが考える「本物のバンドマン」について尋ねると、「ポリシーがある人、ぶれない人。見てて気持ちいい人」と回答。さらに、若い世代に向けては「無我夢中にやってほしい。失敗しても後でメンバーで笑える。そんな感じかな」と訴えた。

 自身の生き方についても、KENZIは「僕の恋人はバンドです」ときっぱり。「今までずっとバンドを一番に考えてきた。バンドがあってのお仕事、バンドがあっての女。バンドがあってのお店」と、音楽を人生の中心に据えてきたことを明かした。