昨年7月に76歳で亡くなった英伝説的ロックシンガー、オジー・オズボーンが、生前最後となった公演を医師の反対を押し切り、強行していたことが明らかになった。妻シャロン・オズボーンが今週、米芸能ニュースサイト「EW」とのインタビューで公演の舞台裏を語った。
オジーは昨年7月、英バーミンガムのヴィラ・パークで開催された引退コンサート「Back to the Beginning」に出演。約4万人のファンを前に圧巻のパフォーマンスで魅了した。だが、シャロンによると、公演前には6人の医療専門家から、「ステージに立てば命を落とすことになる」と警告されていたという。
それでもオジーは自分の考えを曲げず、公演直前には1週間入院していたものの、「(公演中止は)選択肢にはない」と断言。「もし寿命が数か月縮んだとしても、この形で人生を終えたい」とステージに立つ意思を貫いた。
10時間にも及んだ公演では、オジーのソロパフォーマンスに続き、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードらブラック・サバスのオリジナルメンバーが集結。2005年以来となるバンドの再結成が実現し、「War pigs」や「アイアン・マン」など4曲を披露した。
この歴史的ステージからわずか17日後、オジーはこの世を去った。シャロンは、「本番前の彼はとても感情的になっていた」と振り返りながらも、「本当に美しかった。彼は自分が望んだ形で去ることができた」と亡き夫への思いを寄せた。
さらに、「オジーはいつも『自分は本当に幸運な男だ。夢見たものはすべて手に入れた』と言っていた。何の後悔もなかった。自らの運命を理解し、それを受け入れていた」と続けた。
オジーの死因は公表されなかったが、その後、死亡証明書を入手した米紙ニューヨーク・タイムズは、「冠動脈疾患とパーキンソン病を患った末の心臓発作によるもの」と伝えた。












