俳優の伊東四朗が1日、芸能活動から引退することを発表した。公式サイトでファンに向けたメッセージを公開し、来年6月15日に90歳を迎えることを節目に、芸能界を退く考えを明らかにした。

 伊東は「昭和31年、高校卒業の時、希望に燃えて受けた就職試験。すべてに落っこちて失意の中、かすかに手招きしてくれた芸能界に入れて貰い何とか69年」と、芸能界入りからこれまでの歩みを振り返った。

 続けて「来年の6月15日をもって90歳、いわゆる卒寿を迎えます。突然ですが、卒寿をもちまして引退をさせていただきます」と報告。90歳を迎えることを大きな節目として、長年続けてきた芸能活動に区切りをつけることを明かした。

 さらに「いい爺ィになりました。えッ? 未練たっぷりに見える? それがですね」とユーモアを交えながら、「『眼、耳、脳、腰、膝・・』すべてが急速に退化」と、年齢を重ねた自身の変化についてつづった。そして「ドラマ撮影ではスタッフ、キャストに迷惑をかけることに…」と心境を明かした。

 一方、「これからは、観させていただき、聴かせていただきます」と、今後は一人の観客として芸能に接していくという。

 最後は「皆さん ありがとーっ!」と感謝の言葉を記し、69年にわたる芸能活動を支えてきたファンにメッセージを送った。

 伊東は1961年にぐうたらトリオを結成、63年にてんぷくトリオに改名し人気となった。その後も俳優やタレントとして幅広く活動。長年にわたりテレビドラマや舞台などで活躍してきた。