「ジャニーズ性加害問題当事者の会」(2024年に解散)の副代表だった石丸志門氏が29日、取材に応じ「SMILE―UP.」(旧ジャニーズ事務所)社長退任を発表した東山紀之への思いを語った。
東山は、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐる補償に同社の社長として約3年間対応してきた。28日に任期満了を理由に退任することを発表。「被害者救済に区切りをつけるということではありません。会社としても私個人としても、最後の一人まで必要な被害の補償を全うするという気持ちは全く変わっていません」と説明した。新社長にはCCOを務める山田将之弁護士が10月1日付で就任する。
東山の社長退任について石丸氏は「終わってないのに辞めちゃうんだって感じです」と失望を口にした。石丸氏は24年2月にスマイル社が設置した被害者救済委員会から補償額として1800万円を提示されたが「被害の実態や影響に見合っていない」として拒否。スマイル社は同11月に1800万円を超える損害賠償責任はないことの確認を求め提訴し、現在係争中だ。裁判所から10月2日に和解期日が指定され、スマイル社からの和解案を待っている。
石丸氏は過去に2度、東山と面談した。1度目は23年10月に当事者の会メンバーらと東山、藤島ジュリー景子氏と面会し「謝罪を受けて、当事者の会の要望を出したが『検討します』ということで終わった」。2度目は24年5月にスマイル社の弁護士事務所に「東山くんを慰労したい」と伝えて、面談が実現。
「なぜ会見を開かないのかと聞いても『話すことがない。今開いても、しょうがない』みたいなことを言っていた。権限がないとも言っていた。被害者に会って謝罪をして、話を聞くだけの存在。言葉は悪いですけどお飾り社長だったのかな」と評した。「任期が来たんでしょうけど、まだ辞めるタイミングじゃない。終わった問題ではないということを分かってほしいという気持ちが強い」と訴えた。
一方で東山を評価する声もある。スマイル社と補償合意した、ある被害男性は合意後に東山との面談を希望。東山のマネジャーが同席し「東山さんから『嫌な思いをさせて悪かった』と直接謝罪されました。全然知らない弁護士に謝罪されるよりは東山さんが言うなら仕方ないという気持ちになった。その後は30分ほど雑談しました」と振り返る。また「補償額については被害者同士で情報交換され、何となくの相場が分かっていました。石丸さんが提示された1800万円は相場に比べると高額です」と話した。
石丸氏とスマイル社の和解は成立するのだろうか。












