マリナーズの指揮を執ってきたダン・ウィルソン監督が孤独な〝解任会見〟を行って波紋が広がっている。27日(日本時間28日)の本拠地エンゼルス戦の勝利後に1人で会見場に現れ「非常に厳しいシーズンでした。結果は誰も予想していなかったものとなりました。本日をもってマリナーズの監督として最後の日となる、という結論に至りました。家族とともにこのことを受け止めているところで、本当に辛い一日です。私たちはこの街を愛していた。これからもシアトルを故郷と呼び続ける」などと涙をこらえ、惜別のあいさつを行った。
2024年にチームを率い、翌年に地区優勝。本塁打王に輝くローリーというスターも生み出した。V候補と目された今季も7月に首位に立ったものの8月から失速。西地区3位に終わってプレーオフ進出を逃し、球団のディポド運営部長は監督の解任とともにベンチコーチ、打撃コーチ、一塁コーチ、内野コーチと次々と契約解除に踏み切り、自らは留任した。今後、長期的視野で監督を任せられる人材を探していくという。
悲壮感漂う孤独な退団劇にSNSでは「これは前代未聞だ。これが組織の実態だ。優勝経験がないのも当然だ」「見ていてつらい」「オーナーと上層部が情けない。品がなく、弁解の余地がない行動だ。オーナーとフロントは恥を知るべきだ」と批判があふれた。
米メディア「HITC」は「解雇の決定よりも解雇を監督に発表させるという球団の冷酷なやり方が激しく批判されている。わずか1年前にチームをワードシリーズまであと一歩のところまで導いたにもかかわらず、翌年の解任はあまりにひどい仕打ちだ」と伝えている。
敗戦の責任を取る立場とはいえ、礼を尽くさない球団のやり方が波紋を広げ、マリナーズの印象は失墜するかもしれない。












