衝撃デビューだ。日本代表は24日、国際親善試合ウルグアイ戦(Qスタ)に3―1で快勝した。A代表初招集のMF松木玖生(23=サウサンプトン)が初先発でいきなり先制弾。今後は右サイドでMF堂安律(Eフランクフルト)やMF久保建英(レアル・ソシエダード)とのレギュラー争いに発展しそうだ。元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)がその行方に迫った。
W杯から再出発となった第3次森保政権の〝初陣〟で、松木が驚がくの代表デビューを飾った。前半11分、右サイドでMF中村敬斗(リヨン)からのサイドチェンジパスを受けると、ドリブルで前進。ペナルティーエリア手前でカットインして得意の左足で先制点を叩き込んだ。かねてA代表での活躍を期待されていた逸材は、やはり本物だったことを証明した。
武田氏は「デビュー戦でゴールはすごい。俺も19歳のとき日本代表のデビュー戦で得点したんだけど、持っている。堂々とプレーしていたのと、交代した時の表情を見ていると、ほとんど喜んでいなかった。そこにモチベーションの高さを感じた」と称賛。実際、本人は「インパクトは残せたと思うけど、それ以外はまだまだ」と自らを律して反省点を挙げた。
この日は「今の主戦場がそこ」(松木)という右ウイングバック(WB)で出場。ただ練習やクラブではさらに高い位置のシャドーでもプレーしており、今後は右サイドの攻撃的なポジションを担う久保や堂安のライバルとなる。この日の活躍で、森保ジャパンの主力2人も安泰ではない。
武田氏は久保との争いについて「久保は久保で良いところがあるけど、(松木は)同じ左利きだし、右サイドのポジションに入ってくる可能性は十分にある。森保(一)監督はこの試合で松木をテストしたのだろうし、合格点だったと思うよ」と指摘する。
北中米W杯で右WBバックは主に堂安が担ったことを踏まえ、「2人の比較どうこうより、堂安は攻撃だけではなく守備をしっかりやるようになってスケールアップしていった。そのようになっていくのでは。松木もWBをやることで改めて守備面の大切さをわかっただろうし、攻守両面で結果を出した」と今後の成長曲線を予測した。
スケールの大きさも期待を膨らませる。武田氏は以前から元代表エースの中田英寿氏とその姿を重ねており「デビュー戦という感じではなかった。ベテラン選手の雰囲気。メンタルとかもほかの選手と引けを取らない」と力説。当の松木も「これからもっと得点やアシストに絡んでチームに貢献していけば、代表の立ち位置もつかめていけると思う」とレギュラー奪取に目をギラつかせる。スター候補の今後が楽しみだ。













