前橋競輪GⅢ「開設76周年記念 三山王冠争奪戦」は最終日の30日に決勝戦が行われ、渡部幸訓(43=福島)が佐々木悠葵のまくりを捕らえて優勝。2021年3月宇都宮以来、2回目のGⅢ制覇を飾った。4日制の記念制覇は初めて。
これが競走得点最上位の底力。渡部がラスト1周18秒8のスピードレースを渾身の差しで制し4日制GⅢ初制覇を飾った。「最終ホームはすごいスピードで踏み出しに集中していた。いいところで仕掛けてくれた佐々木君のおかげです」。ゴール後は半信半疑ながらビジョンで優勝を確認し、ファンの歓声を浴びた。
北日本の機動型が手薄な今節は勝ち上がりでの苦戦も予想されていた。それでも「気持ちだけは負けないように」と、初日特選では奇襲ガマシを敢行し、単騎の準決は車体故障がありながらも3着で決勝切符をつかみ取った。その奮闘が決勝で地元の佐々木に行ける最高の流れに結び付いた。
3日制のGⅢ制覇はあるものの、格式の高い4日制の記念Vは初めて。「表彰式も久しぶりだったし、年齢的にもうれしい」と話すと「この優勝で北日本のメンバーが刺激を受けて頑張ってくれれば」と続けた。今の立ち位置はラインと仲間があってこそ。遅咲きの43歳が、いぶし銀の輝きで北日本の屋台骨を支えていく。












