前橋競輪GⅢ「開設76周年記念 三山王冠争奪戦」は29日、3日目を迎えた。10Rの準決勝は渡部幸訓(43=福島)が執念のハンドル投げで3着に食い込み、決勝行きの切符をつかみ取った。

 単騎で臨んだ準決は「いろいろ考えすぎて後方になってしまった」ものの「脚には余裕があったので」とコースを突いて直線は中を強襲。ゴール前の接触で前輪が壊れて急ブレーキがかかるアクシデントに見舞われるも「最後は気合でハンドルを投げた」と逃げ粘っていた橋本優己をかわして確定板入りを果たした。「グローブが破けていたし指を打撲したみたい。それに自転車がロックした時に体にもダメージがあったので」とレース後はアイシングをする姿も見られたが「しっかりケアして整えます」と幸いにも大事には至らなかったようだ。

 決勝は、初日特選では別線で戦った地元の佐々木悠葵が関東1人になったことで、目標に指名した。「今年の平塚ダービー準決勝で連係し、決勝に乗せてもらったので。彼の地元ですし、勝つ走りをしてもらえれば。自分は番手でできることを精いっぱいやります」と援護を第一に考えつつ、最後はゴール前勝負に持ち込む構えだ。