◇小坂尚哉(36)兵庫支部94期
3日に若松で2021年2月尼崎以来2年ぶりの優勝を飾り「すごくうれしかったし気持ち的にも余裕ができた」と笑顔で話した。この久々Vが起爆剤になった。14日には芦屋で2節連続Vを決めた
2009年後期にA1再昇格を果たしてからはA2降格は1期だけとほぼA1に定着。2023年後期適用勝率は自身初の7点台も見えてくるなど調子を上げている。好調の要因の一つはスタート事故の減少だ。
「自分にしては長いことフライング(F)してないことがリズム良くできている要因かな。今まではちょっとリズムが上がってきたところでイケイケになって、事故するというのがよくあった。今ではスタートは自分の自信を持った景色で他の人を見ることなく一走一走やっていこうとしている。そういうスタンスに変えられていると思う」
ほぼ毎年のようにFを切っているが、現在は昨年5月びわこのFが最後。「兵庫支部の山本隆幸さんなど先輩に『スタート行かなくても勝てるようなレースをもっと覚えろ。(Fを)切るのはいつでもできるんだから』と言われて…。そこからですかね。スタートのスタイルが変わったのは」と先輩のアドバイスもあって〝意識改革〟に取り組み、それが結果につながった。
一歩、前進したことで次の目標も見えてきた。「GⅠのタイトルを目指したい。そしてSG出場の権利ですね。同期の稲田浩二選手や藤岡俊介選手がSGを走っているんで負けないように、そこを目指したい。そのためにはまずは数多くレースを走る。その中で覚えていくこともあるし、それが自分のリズム向上につながると思っている」。2021年7月の芦屋オーシャンカップでSG出場を果たした藤岡、昨年7月尼崎オーシャンカップ準VでSG常連となった稲田の存在が刺激になっている。
プライベートでは優しい父の顔に変わる。「娘が2人。上の子は11歳で下は1歳半。最近では休日は家族サービスをしてます。ショッピングセンターとかに出かけたり…。コロナも明けて徐々に出かけられるようにもなってきた。上の子はもうあまり来てくれなくなったけど…」とニッコリ。
「最近ボートレースを徐々に見るようになってきて、もしかしたら試験を受けるかも、という可能性も0ではないです。無理にやらせることはしないし、あくまでも本人の意思で…」。水面で躍動する姿を子どもに見せることもモチベーションの一つになっている。
☆こさか・なおや 1986年9月12日生まれ。大阪府出身。兵庫支部の94期生。2004年5月、尼崎でデビュー。同年9月の浜名湖で初勝利。2007年6月の尼崎で初優勝。通算20V。GⅠでは2010年浜名湖の新鋭王座をはじめ3優出。同期は岡崎恭裕、稲田浩二、藤岡俊輔、今井貴士、古賀繁輝、鈴木勝博、永田啓二ら。












