平塚競輪GⅠ「第80回日本選手権競輪」が1日、開幕した。特選3個レースは初日に1つ、2日目(2日)に2つ行われ〝日本の期待〟太田海也(26=岡山)は、2日目特選11Rに出走する。

 4月中旬のワールドカップ第2戦(香港)でひとつの階段を上った。スプリントは銀メダルという結果も、勝ち上がりで世界王者・ラブレイセンを倒したのだ。

「一度も勝てなかった相手に勝てた。3本中2本、先行で勝てたのも大きかったし、LAに向けて自信になった」

 2028年の勝負の舞台はロスエンジェルス。カイヤの波濤がしぶきを上げる。

 2024年パリ五輪では辛酸をなめた。苦しみは深く「自転車に乗るのが楽しいと思えなかった」と話すほど、心に傷を負った。その時からは「目の前のことを、目の前の一戦を」と先のことは考えずにいた。だが、今またはっきりと心が震えている。世界一を目指すために、まずは日本一へ。

 日本選手権競輪。競輪選手として一番になり、より世界への道を加速させていく。「日本一になって」――。その力があるのは間違いない。2月熊本GⅠ全日本選抜は準決で敗退も、少しのアヤがあったもの。今回は問答無用で勝ち上がる。特選11Rで強敵を圧倒し、シリーズの主役に堂々と名乗りを上げる。