アイドルグループ「=LOVE」の大谷映美里が25日、都内で来年4月に代々木アニメーション学院に新設される「衣装デザイン科」の記者発表会に、衣装デザイナーの茅野しのぶ氏、同学院の伊藤太郎代表取締役社長と登壇。衣装への思いや期待を語った。

 AKB48グループや=LOVE、≠ME、≒JOYなど、数々のアイドルの衣装を手掛ける茅野氏が講師に就任。冒頭、伊藤社長は「アパレル業界も含め、デジタル作画が非常に求められています。古くからお世話になっている盟友でもある茅野さんをお迎えしました」と経緯を説明。常設クラスを受け持つのは初となる茅野氏は「代アニが保有する独自のIP(アイドル)を活用し、自分のアイデアやデザインの『答え合わせ』を現場の〝実践〟でできる点が大きな特徴。紙だけでなくデジタルでも衣装が描けるようになるまでご一緒するのが楽しみ」と意気込みを明かした。

 トークセッションでは、大谷が=LOVEの新曲「恋、はじめました。」の衣装を身にまとって登場。フリルやレースをふんだんにあしらったガーリーなデザインについて、茅野氏は「ドールのように見えるよう意識した。桐生市のレース工場による職人技や、柄の中に隠されたロゴなど細部までこだわった」と解説。大谷は「衣装を着る瞬間、ときめきがあふれます。衣装は自信をくれる魔法で、着るとスイッチが入って堂々とかわいく振る舞える」と声を弾ませた。

 また、大谷が〝ブームの火付け役〟と語る人気の「魔法少女衣装」について、茅野氏は「メンバー同士の支え合いや繊細さを表現した」と振り返り、大谷も「かわいさと動きやすさが両立されていて、見えない工夫にも感謝しかない」と絶賛した。

 最後に将来のクリエイターへ向けて、茅野氏は「衣装業界を目指す学生が増えている実感がある。若いころにチャンスをくれた業界へ恩返しをしつつ、自分にとって脅威となる未来のスターを育てたい」と熱弁。大谷も「スキルはもちろん、誰かを喜ばせたいという気持ちがあるクリエイターになってほしい」と未来の受講生へエールを送った。

 同学科は全日課程の2年制(定員30人)。アイドルやVTuber、2・5次元などエンタメ業界で求められる衣装の企画・デザイン・制作を網羅的に学び、業界で即戦力となる人材の育成を目指す。