「NGなし。落とし穴にも落ちたい」――。「モーニング娘。」に歴代最長の約14年半在籍し、10代目リーダーも務めたタレントの生田衣梨奈(29)。2025年7月にグループを卒業し、今年1月から吉本興業で新たな一歩を踏み出した。“芸人魂”ものぞかせる元アイドルが、第2の芸能人生と大きな野望を語った。
ファンにも言えなかった〝反抗期〟
――13歳で「モーニング娘。」に加入したが、あの頃の自分に声をかけるなら
生田 その時はできていたと思っていたことも、今見るとできていなかった。でも、一生懸命、全力で頑張っていたので、「そのままでいいよ」と、あとは「5年後にグレるなよ」って言いたいですね(笑い)。
――まさかグレていたのか
生田 はい(笑い)。ファンの方にひと言も話さないような「ツンツン時代」があったんです。人気絶頂の時に反抗期になって、そこから人気も落ちて、絶好調と不調の両方を経験しました。でも、毎回来てくださったり、お金をためてライブを見に来てくださるファンの方を見て、「この人たちの笑顔を守らなくてどうするんだ」って気づいたんです。それで20歳前くらいに反抗期を抜けました。
――活動を続けられた原動力は
生田 ファンが増えたことですね。1公演1公演を大事にする中で、1人増えた、また1人増えたということが頑張るきっかけになりました。私、リハーサルが本当に嫌いで(笑い)。でも、皆さんが喜んでくれるから頑張れる。見てくれる人がいなかったら頑張る意味がないと思うくらい嫌いなので、乗り越えられましたね。
――モーニング娘。を卒業して、改めて感じたことは
生田「モーニング娘。の生田衣梨奈」だからいただけた仕事がたくさんあったんだと感じました。1人で最初から活動していたら出会えなかった仕事もあったと思います。モーニング娘。という大きな看板があってこそだったんだなって。でも、1人になってめちゃくちゃ歌う機会が増えて、たぶんアイドル時代の14年間より歌っています(笑い)。歌う仕事が尋常じゃないくらい増えて、びっくりしています。
――今年1月から吉本興業に所属。環境の変化で驚いたことは
生田 新幹線のチケットを自分で取ることですね(笑い)。今までは新幹線で通路側にマネジャーさん、窓側にメンバーという決まりがあって、年功序列で並び順も決まっていました。飛行機ではマネジャーさんが隣じゃなくて「吉本ってマネジャーさん横につかないんだ」って(笑い)。一人ひとりのプライベート空間を大事にしてくれているんだなと思いました。
――芸人との共演で刺激を受けたことは
生田 ブラックマヨネーズのお二人と楽屋が一緒だった時、ずっとお二人でおしゃべりして、その中に私も入れてくださったんです。そのままの空気感で収録に行けて、緊張も解けました。お二人の空気感のつくり方だったり、仲の良さがすごくいいなと思いました。
さんまさんにお会いしたい!
――吉本興業を新天地に選んだ経緯は
生田 私が吉本に入るきっかけになったのが明石家さんまさんなんです。さんまさんのラジオに出演していたことをきっかけに、マネジャーさんがスカウトしてくださった形で入りました。モーニング娘。の時は定期的に会える機会をいただけていたんですけど、吉本に入ってから1回も会えていなくて(笑い)。なので、さんまさんにお会いできたらいいなと思っています。
――今年5月には舞台「ナインティナイン岡村隆史の花の駐在さん」に出演した
生田 FUJIWARAの原西孝幸さんのギャグを3、4個やらなきゃいけないシーンがあって、すごく頑張りました。原西さんに付いていただいて練習したり、ユーチューブでギャグのところだけ全部録画して、ずっと見たり。タイミングもアドバイスしていただいて、これは吉本でしか味わえない感覚だなと思いました。
――これまでのアイドル経験は、どう生かせそうか
生田 辛抱強さですね。14年半もモーニング娘。をやってきたので、並大抵のことは我慢できます。「こういうことができる人を探している」という時は、ぜひお願いしたいぐらい基本、何でもできます。NGなしで、言われた仕事はとにかく全力でやりたい。生きているうちにやったことがないことをやってみたいので、バラエティーの落とし穴とかも落ちてみたいです(笑い)。「水曜日のダウンタウン」もめちゃめちゃ見ているので、出られるように頑張りたいです。















