俳優・堺雅人(52)主演のTBS系ドラマ「VIVANT」(26日スタート)に注目が集まっている。福澤克雄監督のパワハラ報道は記憶に新しいが、現場は堺の“完璧すぎる演技”で、安易にNGを出せない空気だったという。主演がトチらない限り周りはミスれない…。これにしびれを切らしたのが超大物俳優。堺に“NG出して指令”を伝えたという。

 VIVANTは「1話1億円」とも言われる異例の巨額予算が投じられた作品だ。2023年7月に日曜劇場で放送され、最終回の平均世帯視聴率は19・6%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 今月26日にスタートする新シリーズは異例の2クール(7~12月)を予定。アゼルバイジャンなどの海外で長期ロケを敢行した。公式サイトを見てもわかるように、出演者は堺をはじめ、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李ら豪華キャストだ。テレビ関係者の話。

「ネトフリなどの外資が席巻するなか、ここまでのスケールで作れるのはVIVANTしかない。日本ドラマ最後の砦と言っても良いのでは」

 同作は自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である、堺演じる乃木憂助の活躍を描く。公式サイトでは続編に関して「乃木憂助の冒険には、まだ続きがあった」「前作のラストシーンから直結する物語」「“世界を巻き込む大きな渦”が遂に、別班を飲み込んでいく――」と説明されている。

 ドラマ関係者によると「今作も空前の規模で撮影が行われました。タイでは総勢100人近くのエキストラを集め、ホテルを貸し切りにしてカメラを回していましたね」という。

 放送を間近に控えた13日には「週刊女性PRIME」で同作の福澤克雄監督のパワハラ報道が飛び出した。若手スタッフからパワハラ的言動を告発され、TBSは監督に現場への出入りを一時制限する処分を科したとされる。芸能プロマネジャーが補足する。

「福澤監督は怖いですよ。NGを嫌う人で、有名俳優にも『おまえだけだぞ、NG出してるのは!』と怒鳴ることもある。現場はいつも緊張感がありますね」

 そこへいくと、主演の堺は優等生。完璧すぎるがゆえに共演者から悲鳴が上がるほどだ。

 ドラマで丸菱商事専務の長野利彦を演じる小日向文世は12日放送のTBS系「日曜日の初耳学」の中で次のように語っている。

「やっぱり堺くんがNG出さないんですよ。もう本当ね、すごいですよ(中略)タイの方との絡みがあるシーンがあったんですけど、堺くんがバーッと入ってきて、そのタイの方にタイ語でまくし立てるんですよ。すごかったですよ」

 番組の特性上、半分ネタのように話していたが、実情は少し違う。前出のドラマ関係者が明かす。

「ドン引きするくらいセリフ覚えもアクションも完璧。前作から通してミスったところは見たことがありません。あれだけの長ゼリフ、どうやって覚えているのか。アレを見てしまうと、共演者は『自分がNGを出すわけにはいかない』と余計プレッシャーを感じてしまうんです」

 そうした中、堺に声をかけたのがノゴーン・ベキ役の役所広司だった。前作で亡くなったことになっており、いまだ公式発表されていないが、サプライズ出演がウワサされている。

「ある時、役所さんが『堺くん、そろそろNG出してもいいんだよ~』と意地悪っぽく声をかけていましたね。別の場面では、堺さんの速射砲のような言い回しに『おじさんはそんな早口で言わないよ~』と、突っ込んでいました。決してダメ出しというわけではなく、現場の空気を和ませるための声掛けのように見えました」(同)

 これには堺も思わず表情が緩んだという。

続編にも出る!?役所広司
続編にも出る!?役所広司

 監督のパワハラ報道はあったが、現場の一体感は変わらず。さて、今作はどうなるか――。