高知競輪ナイターGⅡ「第22回サマーナイトンフェスティバル」は18日、2日目を行った。

 10R二次予選は落車もなく、無事に終わったはずだった。しかし、バンクを見守る補助員がレース後に慌ただしく担架の準備に動いた。「酸欠でブラックアウトしてしまったんです」。バツが悪そうに医務室へ運ばれてきたのが3着で準決進出を決めた中野慎詞(27=岩手)だった。

 ナショナルチームでも切磋琢磨する同期の太田海也との直接対決にファンの注目も集まった。初手は太田―松浦悠士が前中団を取って想定外の先切り。中野は内に行って後手に回った。「『太田君の動きに惑わされて内に行ってしまって…』と言っておけば安心すると思うので。本当のことは言いません(笑い)」。とジョークもキレた。

 打鐘4角から踏み上げて一気に先頭へ。「すごくカカリが良かったし、ゴール前勝負できる感じはあった」。最後は背後で脚をためた中国2車に先着を許したが「負けたのは悔しいけど自分の走りができたのは価値がある」と手応えは得た。

 狙うは自身初となるビッグでの優出。「また酸欠になるぐらい追い込みます」。19日の準決12R、出し切る覚悟はできている。