10年前に亡くなった英歌手ジョージ・マイケルさんは生前、長年にわたり、秘密裏にさまざまな慈善団体に対して巨額の寄付を続け、それを公にすることをひたすら避けてきたことの背景などが、マイケルさんの生涯を追った新著で明らかになった。
マイケルさんは1980年代半ば、男性ディオ「ワム!」のメンバーとしてリリースした「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」や「ケアレス・ウィスパー」などが大ブレークし、後にソロアーティストとしても世界的成功を収めた。
84年の「ラスト・クリスマス」は現在に至っても世界中でクリスマスソングの定番となっているが、マイケルさんは奇しくも2016年のクリスマス当日、心不全などにより53歳で亡くなった。
今月出版された英ジャーナリスト、サスナム・サンゲラ氏の著書「トゥナイト・ザ・ミュージック・シームズ・ソー・ラウド」は、「絶え間なく世間の注目を集めた私生活とは裏腹に、マイケルの最も素晴らしい一面はほとんど知られていない」と指摘した。
サンゲラ氏は米Foxニュースに、「正直、ジョージ・マイケルがどれほどの額を寄付したのか、正確なところは誰にも分からない。全て秘密裏に行われていたから」と語った。
また、「彼は約9700万ポンド(約207億円)以上の資産を残して亡くなったが、その資金の多くは今もなお、遺産管理団体を通じて寄付され続けている」とした上で、「マイケルの善行は今も続いている」と説明した。
サンゲラ氏によると、マイケルさんは「ワム!」に在籍していた1980年代から、障がいのある子供たち、がん研究、難民支援、エイズ関連の活動など、数多くの慈善団体へ頻繁に寄付を行い、その動機は「他者への思いやり」だったと推測した。
一方、マイケルさんはその行為が世間の目に触れないよう匿名で寄付するなど徹底していたとし、「ジョージ・マイケルは素晴らしい〝秘密の慈善家〟であり、その〝秘密〟それが彼の活動を尊いものにした」と評価した。












