格闘技イベント「ROMAN4」(15日、東京・GENスポーツパレス)で〝ミスターPRIDE〟こと小路晃(52)が関根〝シュレック〟秀樹(52)の前に壮絶に散った。
小路は2011年4月22日、三崎和雄を相手に引退試合を行った。だがそれから15年たったこの日、バーリトゥード戦で総合格闘技戦に復帰。素手、頭突き&金的ありの過激なルールでの試合に臨んだ。
試合は序盤、スタンドでの打撃戦となる。小路は前に出てプレッシャーをかけながら左ジャブ、右ローキックと鋭い打撃を関根に打ち込んだ。だが、その攻撃がヒットするたびに関根は笑みを浮かべて打撃を返された。
すると5分が経過して関根に両脚タックルを試みられる。小路はこれを潰したものの、そのまま組みついて捨て身投げでテークダウンを許す。なんとか逃げたい小路だったが、背後から重いパウンドを落とされると動きが止まり、島田裕二レフェリーに試合を止められて9分19秒でTKO負けとなった。
試合後、大の字になった小路はすぐには立ち上がれず。そこに座礼をした関根からは「僕はずっとプロレスラーなりたくて…。就職氷河期でいろいろあって、プロレスラーの道をあきらめて警察官になりました。そんな時に同い年でPRIDEでイゴール・ボブチャンチンとムリーロ・ニンジャとかセーム・シュルトとか世界の強豪と戦っている小路さんをうらやましく、そして正直ちょっと妬ましく思っていました」と告白を受ける。
その上で号泣の関根から「自分の過去が今この場で小路さんと向き合って、浄化されていくのが分かりました。1秒でも長く小路さんと拳を交えて戦いたかったけど、自分の足も深刻になってきたので、最後寝技にいってしまいました。本当は最後まで殴り合いたかったです」と告げられた。
金網を背にしてこの言葉を聞いていた小路は、関根から促されてマイクを持つと「今日はありがとうございました!」と叫び、歓声を浴びる。さらに「小路晃52歳の挑戦。挑戦は終わりましたが、総合格闘技は最高です。ROMANの未来、格闘技の未来、日本の未来、皆さんで盛り上げていきましょう!」と呼びかけた。













