大相撲春場所5日目(12日、大阪府立体育会館)、綱取りに挑む大関安青錦(21=安治川)が幕内藤ノ川(21=伊勢ノ海)を下して3勝目を挙げた。

 立ち合いで藤ノ川のタイミングをずらす動きにも慌てずに対応。力強く押し出して快勝した。取組後は「(相手の立ち合いは)あまり頭になかった。しっかり落ち着いて、焦らず取れたと思う」とうなずいた。前日4日目に2敗目を喫した後、師匠の安治川親方(元関脇安美錦)から言葉をかけられた。「思い切り相撲を取れよと言われた。そういうことを考えて土俵に上がりました」と切り替えて勝負に臨んだ。

 初めての経験となる綱取り挑戦は、序盤5日目までを終えて3勝2敗。これ以上は星を落とせない戦いが続く。「体の動きはそんなに悪くないと思いますけど、まだ慣れていないところもあるんじゃないかなと…。気持ちが慣れていない? 自分が知りたい」と胸の内を明かす。その上で「自分の相撲を取り切ることを大事にして残り10日間、悔いのないようにやっていきたい」と気持ちを引き締めた。

 審判部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「(安青錦は)結果的に2敗しているけど、今までの星は置いておいて積み重ねていけば。これからですよ。どんどん前に出てほしい」と中盤以降の奮闘に期待した。